十劫山無量寿院 成覚寺 新宿区新宿2-15-18
浄土宗のお寺。昔、内藤新宿の遊女(子供)が死ぬとこの寺に葬られたことから「投げ込み寺」と呼ばれていました。
六地蔵は靖国通りに面した石柱門を入り石段を下った右側、草木に埋もれたように立っていれます。平成6年に造立されたもので、85cmばかりの像高です。
像容は左から宝珠・錫杖、宝珠、幢幡、合掌、数珠、柄香炉の順に並んでいます。
六地蔵の右端に名前と説明の札が立てられています。それによると天道=日光地蔵、人間道=除蓋障地蔵、修羅道=持地地蔵、
畜生道=宝印手地蔵、餓鬼道=宝珠地蔵、地獄道=壇陀地蔵と書かれています。しかし、「宝印手地蔵」という名前は他の五つの名前とは異なる種類の名前のように思えるのですが。
六地蔵の左斜め前に「投げ込み寺」の象徴とも言える「子供合埋碑」があります。「万延元(1860)年」に造立されたものです。こちらも草木に隠れるように建っています。もともとは墓地の最奥にあったのが、昭和33年に現在の場所に移設されたのだそうです。
墓地は本堂左の横道を過ぎた奥に広がっています。(2015.08)
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