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先輩の巨大石仏に遠慮しながら

佛到山無量寿院 西光寺 台東区谷中6-2-20

谷中霊園の西側は多くのお寺が集まっている地域です。そのうちの一つで真言宗のお寺。
山門を入ると右側に塀に沿って六地蔵、大きな地蔵菩薩立像、さらに大きな十一面観音菩薩立像、韋駄天立像が並んでいます。この「韋駄天・十一面観音像は太閤秀吉朝鮮入国の際、藤堂高虎候が朝鮮より請来、安置した」のだそうです。その奥には水場があり、右に入ると墓地に通じます。
境内正面には本堂があり、本堂前には銅造の弘法大師像が参詣者を迎えます。
六地蔵は昭和53年に奉造されたもので、像の大きさは75cmです。像容は左から合掌、数珠、幢幡、香炉、宝蓋、宝珠と錫杖ですが、立体的に作られた宝蓋は珍しいです。
新しい六地蔵は台石も含め150cm越えと一杯に背伸びしていますが、隣りの大きな地蔵菩薩、観音菩薩、韋駄天の威圧にはとても敵わないようです。青面金剛庚申塔や閻魔立像もやや控えめに安置されています。
山門前には「足病平癒 韋駄天安置」の石塔が建っています。 (2016.07)

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