十二地蔵　豊島区駒込7-3-2 グーグル地図にも「十二地蔵」として所在地が示されるほどよく知られた地蔵碑です。 JR山手線・駒込駅、地下鉄南北線・駒込駅から染井霊園に向かって＜染井通り＞を歩くこと約10分。 霊園事務所の少し手前で道が二股に分かれますが、その二股にところに高さ２m弱、幅75cmの大きな船形の石碑が建っています。 この石碑に上下二段に６体ずつ、12体の地蔵菩薩が浮き彫りされています。像の高さは35cmです。 文字が見えないのでいつの時代に、何のために建造されたのか判りません。一説には享保の大火による犠牲者の供養のために建造されたと言われています。船形の上部に描かれているのが＜雲＞ではなく、＜火＞や＜煙＞のように見えるところから大火を描いたと見られているようです。 風化による損傷が激しいので像容がはっきりしませんが、上段左から両手宝珠、両手香炉、合掌、両手錫杖、両手如意、両手数珠、下段左から両手香炉、両手錫杖、両手宝珠、両手数珠、両手如意、合掌と思われます。 カラスが餌をついばんでいるところへ行って撮影を始めたので、追いやられた形となったカラスは真上の木の枝から威嚇の鳴き声を撮影を終えるまで放ち続けていました。 （2016.10） 六地蔵巡りに戻る