神霊山金乗院 慈眼寺 豊島区高田2-12-39
都電荒川線・学習院下駅の東側にある真言宗のお寺です。
左に半跏坐像の地蔵菩薩、右に不動明王坐像をもった山門を入ってすぐ右手に「江戸五色不動」の一つである「目白不動尊」を祀る不動堂があります。
不動堂の左の坂道を登ると墓地へ通じます。墓地への道を隔てた左に本堂があります。
本堂の右前には龍が天に昇る姿を浮き彫りにした倶利伽羅不動庚申塔があります。この寺にはこの庚申塔をはじめとして山門左右の石仏や墓道左右の版石など江戸時代建造の数多くの石造物があります。
六地蔵は不動堂の右脇に10体の石仏の中に含まれています。像容は左から宝珠に錫杖、幢幡、合掌、柄香炉、数珠、宝蓋となっています。それぞれの台石には4人の名前が彫られています。作年は判りません。像高は90cmです。
左右の地蔵菩薩像は宝珠に錫杖の姿でともに110cmあります。左奥の地蔵の台石の右側には「享保17(1732)年」の銘がありますが、六地蔵も含めて同年に建造されたのでしょうか。
石仏群は階段を上がって不動堂のテラスのような場所に道路を背にして立っていますので、近隣の家や電柱、電線が気になる場所です。
(2016.10)
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