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2018.12.24

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2020.10.03

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2017.12.23

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ついに「殺し屋、やってます。」 (2021.12.25)

2019年1月「ジーヴズの事件簿・大胆不敵の巻」(P・G・ウッドハウス)から始まった<電車で読書>の短編シリーズ。その後「ミス・マープルと13の謎」(A・クリスティー)、「三島屋変調百物語参之巻 泣き童子」(宮部みゆき)、「十二人の手紙」(井上ひさし)、「御城の事件」(5作家の競作)と続き、今回が6冊目。
20年からは新型コロナ感染防止のための「緊急事態宣言」が何度も出されたりしたので、<外出自粛で読書>となってしまいましたが、相変わらずミステリー系の本です。
「殺し屋、やってます。」(石持浅海)が本のタイトルです。経営コンサルタントを自営する男(僕=富澤)が副業として殺し屋をやっています。
依頼主と依頼主から注文を受ける人間(伊勢殿)が、次の伝達役(塚原)に内容を伝え、この伝達人が殺し屋に伝達することで、依頼人と殺し屋がお互い直接顔を合わせないシステムになっています。
また、伝達される内容は「殺人対象者の名前と住所、顔写真」のみで、依頼主や対象者に関する他の情報などは一切伝えないことになっています。
引受料は一人650万円で、前受金300万円、残金は殺人実施後に振込む、僕は依頼を受けてから3日以内に返事をし、受諾の場合は2週間以内に殺人を実行する、というのが決まりです。
7話収録されていますが、殺害される対象者は7人とも有名TV時代劇のように特に悪い人間というわけではありません。 僕は何時、何処で、どんな方法で殺害するかを決めるために対象の人間を観察しますが、それ以外は調査しません。対象者への感情移入は仕事の邪魔になるからだそうです。
そして7話目には自分自身が殺害対象者という依頼がきます。さて、引き受けるのかどうか。
話はほとんど僕と僕の旧友で伝達人の塚原、僕の恋人・雪奈の3人の会話で進んで行くという軽いミステリーですが、ついに殺し屋本人が事件を語るものに行き着きました。
続編「殺し屋、続けてます。」も出ているようです。

ハラハラ、ヒヤヒヤ、ドキドキ・渋野日向子の挑戦 (2021.12.13)

米女子ゴルフツアーの最終予選会は12日、アラバマ州ドーサンのハイランドオークスGC(パー72)で最終の第8ラウンドが行われ、古江彩佳は7位、渋野日向子は20位となり、45位Tまでの選手に与えられるレギュラーツアーへの来季出場資格を獲得しました。
しかし、この結果に至るまでの道のりは大変厳しいものがありました。特に渋野日向子にとっては。
<Qシリーズ>と呼ばれる米女子ゴルフツアー出場資格獲得のための最終予選会はアラバマ州の「ザ・RTJゴルフトレイル」で2週間(第1週は12月2日から5日)(第2週は12月9日から12日)8ラウンドにわたって戦われました。
古江彩佳と渋野日向子は世界ランキング75位までの出場資格で、第1、第2予選免除で最終予選会からの出場でした。
第1週で110人の出場者のうち74人が通過、第2週では74人のうち45位Tまでの46人が来季出場資格を獲得したわけです。
渋野日向子は第1週の初日から苦戦で、第1週の突破も危ぶまれましたが、3日目に好スコアで盛り返し結果的には<ー4>24位Tで第2週に進むことができました。
古江彩佳は安定したゴルフで<ー9>5位Tの成績でした。
第2週は渋野日向子も初日、2日と順調にスコアを伸ばし<ー14>、10位以内での資格獲得も見えてきていたのですが、3日目に思わぬ落とし穴がありました。
2H目で3パットのボギーに始まり、4H目で池に捕まりDボギー、5H目でグリーンを外しボギーと3ホールで4つもスコアを崩してしまい、昨日までのゴルフはどこかへ行ってしまったかのようです。
途中のホールは少し落ち着きましたが、悪い流れは最後まで止まらず、最終盤もボギー、Dボギーで終わり、結局7打もスコアを落とし<ー7>29位Tまで順位を下げてしまいました。
最終日も出だしの1H目にボギーを叩き、45位以内という最低の目標達成も難しくなるかに見えました。
しかし、8H目でショットがカップ1mに寄ってバーディーとしてからは9、11、12、14Hでもスコアを伸ばし、最終的には何とか<ー10>20位にまで順位を上げました。
この「20位」には大きな意味があります。「来季出場資格を獲得」と言っても順位によって出場できる試合数が大きく異なってしまうからです。
<ー18>7位で獲得した古江彩佳は、ほとんどの試合に出場できるのですがが、20位の渋野日向子は果たして何試合に出場できるのか。
21位以下の通過者には下部ツアーの出場資格証も渡されます。つまり、下の順位の通過者にはレギュラーツアーに参戦できる試合数の保証はないということです。
最終ラウンド終了後の渋野日向子のインタビューでは
「昨日の悔しさが寝ても残っていた。ちょっと自信がない感じでは臨んでいたけど」
「昨日ですべてが台無しになった感はあるけど、初日の81位スタートからここまで盛り返して、途中は一桁順位までいった。成長したかなと思ったぶん、昨日の(プレー)で自分を苦しめた。」
「忙しかった(笑)」
そしてインタビュー終了後にもれた一言
「あー疲れた!」
予選会の試合では観ることのない渋野日向子応援のためのギャラリーが、何時間もかけて大勢駆けつけていました。
そしてネット配信を徹夜で観戦したファンも渋野日向子とともにハラハラ、ヒヤヒヤ、ドキドキ。
正直「あー疲れた!」。
古江彩佳はもちろんですが、何とかある程度の試合数に出場できそうな順位を確保した渋野日向子に「おめでとう」です。
来期のLPGAツアーがより楽しみになりました。

(*)掲げているカードに書かれているのは「INSIDE THE ROPES(ギャラリーとコースを隔てるロープの内側)」「選手名」「LPGA MEMBER」「LPGA 2022」
写真は「共同」配信のものから。

八つの坂道・近隣散歩の実り(22) (2021.12.06)

西武新宿線・中井駅の北側、線路に沿って東西に<中井通り(西端は栄通りと合流)>が通っています。
その2〜300m北側に<坂上通り>が台地の上を通っています。この二つの通りを8本の道が結んでいます。
東側から順に<一の坂通り><二の坂通り>となり<八の坂通り>まで名前がつけられており、通りの入口に標識が立っています。
ただ、<一の坂通り>は<中井通り>から高架の<山手通り>を北に登ったところが入口になっていますので、正確には<山手通り>と<坂上通り>を結んでいることになります
<二の坂通り(蘭塔坂通り)>はその<中井通り>が高架下で<山手通り>と交差する三叉路の一つです。
登り坂の途中左手に大日本獅子吼会の寺院があります。
<四の坂通り>は登り口左に林芙美子記念館があり、急な石段を上りきった右手に立派なコンクリート建ての旧島津家住宅アトリエがあります。
さて、八つの通りの内<中井通り>と<坂上通り>が結ばれていない坂道があります。それが <七の坂通り>です。
<中井通り>から2/3ほど登ったところで行き止まりになっていて、左右の<六の坂通り>か<八の坂通り>を借りて<坂上通り>に出なければなりません。
<八の坂通り>の途中、西に御霊神社があり、<坂上通り>に突き当たった北側は目白学園大学の敷地となっています。
<中井通り>、<坂上通り>を別々に東西いっぱいに歩くだけでも結構な散歩になります。健脚の人以外は、決して八つの坂道を一度に上り下りしないほうがいいと思います。

最終日の涙・稲見萌寧と西郷真央 (2021.11.29)

日本の女子ゴルフ最終戦・ツアーチャンピオンシップ・リコーカップも終わり、ゴルフファンとしてはしばらく寂しい思いをします。
注目の選手は稲見萌寧(22歳)と西郷真央(20歳)です。
稲見萌寧には年間獲得賞金女王とメルセデスポイント1位の座、シーズン平均ストローク60台の記録がかかった試合でした。
西郷真央にとっては何度も掴み損ねたプロ初優勝を手にする今年最後のチャンスとなる試合です。
大会初日、賞金女王を争う古江彩佳が<ー8>の好スコアで飛び出し、稲見は全く振るわず<+2>でその差10打で終えました。この段階で稲見の優勝は半分諦めました。
予想通り2日以降もゴルフの内容が悪くスコアが伸びません。古江彩佳優勝で賞金女王もメルセデスランキングも逆転かと思わせました。
しかし、予想に反して古江の調子が2日以降歯車が狂い、アンダーパーで回れず、スコアを崩しましたが、何とか<ー6>の3位Tで試合を終えました。
稲見も悪い内容ながらも我慢に我慢を重ね、<0>の9位Tとトップ10内に入り、辛くも賞金女王の座を獲得しました。しかし、メルセデスポイントは古江彩佳の手に渡り、<ー7>以上の成績が出せなかったので、当然平均ストローク60台の記録達成もお預けとなりました。
稲見萌寧の涙は薄氷を履む思いで試合の成り行きを見守っていて、辛うじて賞金女王が確定した時の喜びの涙でした。
西郷真央は試合を終えてクラブハウスへ引き上げる途中、すでに涙が溢れていたようですが、稲見の顔を見た途端に堪えきれなくなったようです。
稲見萌寧に抱きかかえられ、慰められながらハウスに姿を消しました。 2位T以上を7回も経験しながら、またしても優勝争いに加われなかった最終日の内容。自分自身の不甲斐なさに涙したものと思われます。
しかし、この最終戦を含めての半年間、23試合連続で<アンダーパー>という他の追随を許さない安定した立派な内容の試合を続けています。
稲見萌寧には不動裕理が上げた年間10勝、永久シードの獲得(30勝以上:不動は50勝)という目標があるようです。
西郷真央には、その不動裕理でさえ「初優勝は今か今か」と思われながら、デビュー以来3年目の終盤まで70試合以上待たされたようですから、来シーズンにはきっとチャンスが来ると思います。
稲見萌寧には、これまでただ一人、申ジエ選手だけが達成した<シーズン平均ストローク60台>の記録達成を、西郷真央にはプロ初優勝と2勝目、3勝目を期待して来シーズンを楽しみたいと思います。

(*)西郷真央は最終日<+3>で回り、トータル<ー2>の6位Tでした。
(*)試合は三ヶ島かな(25歳)がプロ初勝利を公式戦勝利で飾りました。スコアは<ー11>。
(*)写真は西郷真央(左)と稲見萌寧:GDO(ゴルフダイジェストオンライン)から転載

シンバルを持つ地蔵尊・東京六地蔵巡り・番外編 (2021.11.10)


10月も半ばを過ぎ、東京都の新型コロナ新規感染者の数も1日あたり三桁を切り、二桁も低い数字で推移し、11月に入って緊急事態宣言が解除されました。
久しぶりに電車に乗ってみようということで、以前に偶然見つけた持物に<鐃(にょう=どら)>を持つ六地蔵をお参りに、千葉県松戸市北小金の東漸寺へ行きました。「東京六地蔵巡り」の番外編です。
旧水戸街道(小金宿通り)から入る参道は木立に囲まれ、木漏れ日の中を山門までしばらく歩を進めることになります。
山門をさらに奥深くに歩むと本堂に至ります。墓地は本堂手前の左、境内の南半分に整備されています。
その墓地入口に船形光背の六地蔵が祀られています。
高さ140cm、幅45cmで、像容は左から幢幡持ち、合掌、宝蓋持ち、そして持物としては珍しい鐃持ち、香炉持ち、宝珠に錫杖持ちとなっています。
<鐃>に代わって数珠、経巻、如意などを持つのがよく見られる姿です。
<鐃>や<鼓>という楽器を持った地蔵はこれまでに幾つか見ましたが(*1)、六地蔵の持物の組合せ(*2)としては例外的なものです。
またこれまでの<鐃>は全て両手で打合わせている形です。こちらは出番を待って胸前に保持しています。まるでシンバルのようです。中央の銅板の打ち出し、捧げ紐まではっきりした形で作られたものは初めて見ます。
光背に刻まれている銘には「寂誉上人再建」「奉造立庚申供養同行十八人」や「根本惣兵衞」「又右衛門/吉四郎」の人名が、また一体には「延(宝甲)寅二年十月(*1672年)」の年号が読み取れます。
全体に非常に丁寧な作りで、顔の表情も品が良く、美しく、見とれてしまうほどです。欠損も少なく保存状態は良いのですが、全面に白カビが張り付いています。一度洗ってあげたい気がします。
近くに友人が住んでいたので出て来てもらい、二年ぶりの顔合わせをしました。

(*1)は「東京六地蔵巡り/東京の六地蔵さん巡り23区内/Pick-up①/持物や手の造り /(楽器:どら)」:(*2)は「東京六地蔵巡り/六道と地蔵名」を参照してください。

日向ぼっこ・近隣散歩の実り(21) (2021.10.30)


前回と同じ浄水場公園。道路から浄水場を越える歩道橋です。お昼前。風の強い中でのスズメの日向ぼっこです。

お犬様、お借りします・近隣散歩の実り(20) (2021.10.06)

東京都の新型コロナの新規感染者がここひと月半の間に急激に減少してきています。一時は5000人を超える日が続いたのですが、いまは100人台で推移しています。
ワクチン接種が進んだからとか、「お酒の席」の制限の効果だとか、理由はわかりません。が、ともかくも緊急事態宣言は9月末で解除ということになりました。
2回目のワクチン接種も済ませたことだし、厳しくしていた行動自粛を少しは緩めようとしていたのですが、腰痛を起こしてしまい「緊急事態宣言」延長となってしまいました。
仕方なく「近隣散歩」を続けることに。近くの浄水場公 園です。
犬の運動場の中の水飲み場。遅めの午前中、お犬様の運 動時間はすでに終わって、犬影はありませんでした。
二羽の鳩が<鬼の居ぬ間>の水浴びに気持ち良さそうです。
邪魔するものがいないので、二羽は交互に出たり入ったり。<烏の行水>ならぬ、かなり長時間の鳩のお風呂でした。

元気と笑顔がありません (2021.09.17)

コロナ禍と腰痛のため散歩も無しの自粛生活をしています。
しばらくぶりで米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平の試合を見ました。
この1年、二刀流を続け、投手としては先発で9勝を挙げ、打者としては44ホームランを打っています。
先日の10勝目を目指した先発機会では、今いちの調子で打ち込まれてしまいました。
打撃の方も、打球が上向かずここ5戦はホームランがありません。
そのためかどうかは分かりませんが、ベンチ内であれほど元気に笑顔で仲間と話し、野球が楽しくて仕方がないという姿を見せていた大谷がこの日は見られませんでした。
流石に疲れがではじめたのか?ベンチの最後列で大人しく座っている場面が多くなりました。
元気で明るい大谷翔平が影を潜めているのがちょっと心配です。

写真は<ABEMA TIMES>から転載

コロナ禍での工夫 (2021.09.02)

久しぶりにテニスの試合を見ています。全米オープンテニスです。
気が付いたことが3つ。
1つは、先日大坂なおみの試合を見て、以前は聞こえていたショットごとの声が聞こえなかったことです。今日の女子選手の試合でも声が聞こえませんでした。
声を出すのはリラックス効果に良いと言われていましたが、見ている方はそれほどいい感じがしませんでした。見た4選手以外はどうなのでしょうか。
2つ目は、コートに関わる人の削減です。写真でも分かるとうりボール・パーソンはいますが、縦ライン、横ラインとも線審の姿はありません。
ボールの「アウト・イン」は全てコンピュータが判断し、「フォルト」の声も機械が発するようになっているそうです。
「アウト・イン」のコンピュータ判定は以前からハード・コートを中心に導入されてきていますが、コロナ感染防止対策の観点からもますます進化しそうです。
3つ目は、ボール・パーソンの仕事です。こちらは明らかに感染防止策のためで、選手の使うタオルの受け渡しの仕事がなくなり、選手は自分で奥壁隅のボックスからタオルを取り、使い、納めることになっています。
2つ目と3つ目は、コロナが収まっても続けられるのではないかと思います。1つ目の声を出す件は?
ただいま現在(日本時間:2日午前11時)、現地は強風、大雨で屋内コート以外は試合中止です。その屋内コートも風が強く、出入り口の隙間?から雨が吹き込んできて、後部座席の観衆は席を離れる人も現れたようです。

写真はTV画面を撮影。写真には見えませんが奥壁の左右隅にタオルを入れるボックスがあります。

マンション1棟に一人の自宅療養者 (2021.08.22)

新型コロナウィルスの感染拡大は東京都の場合、1日5000人の新規感染者という恐ろしい勢いで広がっています。
感染者の累計は30万7000人で都民1400万人の2%にあたります。
こう言えばまだどこか遠くのことのように聞こえます。しかし現実は。
8月21日現在の自宅療養者は26000人、行先調整中13000人、入院中4000人、宿泊施設2000人 となっています(NHK特設サイト。概数)。
自宅療養者と行先調整中の合計は39000人ということになり、都民360人に1人です。 自宅療養者だけをとってみても540人に1人。
数字上では200戸のマンション1棟毎に一人の自宅療養者が居るということを示しています。
自分の住むマンション、隣のマンション、ご近所200戸区画に一人の、目には見えないけれどコロナ感染者が。
感染も恐ろしいが、感染しても入院して医療行為が受けられない恐ろしさ。
今まであまり具体的に考えてこなかった新型コロナウィルスの脅威がすぐ近くまで押し寄せているのを実感させます。
「緊急事態宣言」が追加発出されていますが、特に1次発出の時のような具体策が示されているわけではありません。医療崩壊状態は進む一方ですが、ただただワクチン頼み。
「蝉の亡骸」が現実的になってきました。


蝉の亡骸 (2021.08.11)

行き当たりばったりの五輪競技観戦の間に立秋も過ぎ、五輪後は高校野球が始まっています。その後にパラリンピック開幕も控えています。
つい昨日まで大声を張り上げて鳴いていた蝉の亡骸があちこち散見されるようにもなりました。
確かに季節は動いているはずなのですが、猛暑とコロナ感染の拡大は一向に衰えを見せるどころではありません。
高校野球が終わっても、パラリンピックが終わっても、暑さとコロナは終わらないような勢いです。
恐ろしいですね。人の亡骸があちこち散見されるような事態にならないことを祈ります。


続・週末はスポーツ観戦三昧 (2021.07.19)

またまたゴルフの話。
先々週の「ニッポンハムレディスクラシック」で惜しくも優勝を逃してしまった若林舞衣子が、先週の「GMOインターネット・レディース サマンサタバサ」で優勝し、めでたく6人目の出産後優勝者になりました。
「ニッポンハム」では初優勝を目指す堀琴音に追いつかれ、プレーオフの末敗れてしまいましたが、「GMO」も最終日2位スタートから、相手のミスもあり一時は2打差のトップに立ちましたが、14番のボギーで1打差になってしまい、最終18番でアプローチをミスしてボギーを叩き、またまた初優勝を目指す野澤真央とのプレーオフに。
しかしなんとか二ホール目をバーディーで決め優勝することができました。

今年の「全英オープンゴルフ」は、例年にない好天に恵まれ、しかも風の弱い環境の中で戦われました。
こちらは安定したショットで首位を走っていたL・ウーストヘイゼン(南ア)を、最終日2位スタートのC・モリカワ(アメリカ)がボギーフリー、「ー4」のプレーで逆転優勝しました。
モリカワは去年8月の「全米プロ選手権」でメジャー初出場、初制覇をやってのけ、この「全英オープン」でも初出場、初優勝という偉業を成し遂げました。
2つのメジャーをいずれも初出場で制したのは史上初のことなのだそうです。
ゴルフの名門、カリフォルニア大学バークレー校を卒業後、2019年にプロ転向 、24歳。わずか2年で、すでにメジャー優勝2勝を含むツアー優勝5勝を挙げる成績です。

*)写真は姉(左)、長男と優勝を喜ぶ若林舞衣子(GDOニュースから転載)

週末はスポーツ観戦三昧 (2021.07.14)

先週末はウインブルドンテニス、サッカー・ユーロ2020、米国女子ゴルフ、日本女子ゴルフなど興味あるスポーツイベントが重なり、忙しい毎日でした。
昼間は日本の女子ゴルフを見、海外物はTV放送が深夜時間帯のものが多く、VTRにおさめたりしながら、1日中液晶画面と睨めっこ状態です。
ウインブルドンはM・ベレッティーニ(25歳・イタリア)が準決勝を勝ち上がり、初優勝の期待を抱かせましたが、惜しくもN・ジョコビッチ(34歳・セルビア)に逆転されてしまいました。ジョコビッチは大会3連覇、ウィンブルドン6度目の優勝を飾りました。
女子の優勝はA・バーティ(25歳・オーストラリア)がK・プリスコバを破りウィンブルドン初制覇。2019全仏オープンに続きグランドスラム2勝目をあげました。
日本の女子ゴルフ・ニッポンハムレディスクラシックでは、3日目にトップに立った若林舞衣子が出産後優勝を飾るかと思われましたが、最終日、堀琴音に追いつかれ、プレー・オフで敗れてしまいました。
米国女子ゴルフ・マラソンクラシックでは、畑岡奈紗が初日からハイスコアでトップスタート。3日目終了時点で2位と6打差の首位。大いに優勝を期待しましたが、最終日は悪天候のためラウンド中止。3日間の短縮競技になってしまいました。畑岡はこれで米ツアー通算4勝目をあげたことになりますが、4日間競技での優勝ならさらに目出度かったのに。
サッカー・ユーロ2020の決勝戦はロンドンで地元イギリスとイタリアの間で戦われました。1対1の同点のまま延長戦に入りましたが決着がつかず、PK戦となりました。
イタリアは第2キッカーがGKに止められてしまいましたが、イギリスも第3キッカー、第4キッカーが失敗、4人終わったところでイタリア3、イギリス2となり、イタリア有利で最終5人目のキックを迎えましたが、イタリアが失敗。イギリスの第5キッカーに運命が委ねられましたが、イギリスも失敗PKに終わり、結局3対2でイタリアの優勝が決まりました。
コロナ禍の中での試合でしたがウェンブリー・スタジアムは67000人の観客でした。夜8時の試合開始でしたが、イギリスのパブは延長戦を予測して営業時間を11時半までとし、政府は翌日の学校は遅刻しても構わないという粋な計らいをしたという話もありました。

さて、休む間も無く今週は全英オープンゴルフが開催されます。故連合いが特に楽しみにしていたスポーツイベントです。疲れはあるものの、今週を乗り切りたいと思います。

*)写真はマラソンクラシックで優勝した畑岡奈紗。

テニスとゴルフ・コルダ3姉弟 (2021.07.02)

ウインブルドン・テニスが始まっています。
たまたま1回戦の試合を見たらJ・KordaとA・De Minaueの試合をやっていました。
「Korda」は米女子ゴルフのツアーで見た名前だったので調べてみると、N・コルダとJ・コルダの姉妹がいました。
妹のN・コルダ(23:写真中)は先週の全米女子プロゴルフ選手権を含む今期3勝をあげ、ただ今米ツアー賞金ランキング、世界 ランキングともに第1位の選手です。
姉のJ・コルダ(28:写真下)は今期1勝をあげ、米ツアー賞金ランキング第13位です。
妹177cm、姉180cmの長身の姉妹が米女子ツアーを湧かせています。
さてS・コルダ(21:写真上)はさらに長身の196cm。プロ転向は2018年ですが、昨年11月 にはそれまで200位台だった世界ランキングを一気に110位台に、そして今年の2月には80位台、 ウインブルドンへは50位に上げての初参戦です。
1回戦は豪州のA・デミノーに勝ち、2回戦は仏のA・ホアンに勝ちました。
近年のテニス界はアメリカの地盤沈下で4大大会で活躍する選手の名前が聞かれなくなりました。今、アメリカの期待を一身に集めているのがこのS・コルダだそうです。
さて、3回戦を突破して第2週に進むことができるでしょうか。

*)コルダ家は両親がテニスの選手で、父親はシングルス最高2位まで進んだペトル・コルダだそうです。

気付かなかった栗鼠3匹・近隣散歩の実り(19) (2021.06.10)

昨年6月に掲載しました神田川遊歩道にある車止め金属柵の雀8羽。
その上流寄りの車止め柵に栗鼠3匹の彫刻があるのを見つけました。1匹は中腰でクルミを抱えて食べようとしています。少し離れて2匹が向かい合っています。
雀の作者と同じ作者だと思われます。
何回か通っている道なのに全く気づきませんでした。
これで雀、魚の頭、栗鼠と彫刻三つと出会いました。そして前回は生きた鯉との出会いでした。

鯉の散歩・近隣散歩の実り(18) (2021.05.30)

神田川を泳ぐ鯉です。他に2匹の黒い鯉が一緒でしたが、3蜜を気にしてか、適当なディスタンスを保ちながら泳いでいましたので、写真にはうまく撮れませんでした。
鯉がいるとは聞いていたのですが、散歩の時に水面を覗き込むことが少ないので、今まで出会いませんでした。
その気になって注意しながら歩いていると、少し上流にも大きな黒い鯉がいました。
散歩の区間に何匹くらいいるのでしょう。ちょっと気になって来ました。

どうする五輪・日本は「渡航中止」ランクに (2021.05.25)

米国務省は、日本国内で新型コロナウイルスの感染が依然拡大し、収まる気配を見せていない問題を受け、24日、日本への渡航警戒水準を最高レベルの「レベル4」に引き上げ、「渡航中止」を勧告しました。
これで「新型コロナのため、日本には渡航するべきではない」という勧告になったわけです。従来の日本への渡航評価は、「レベル3」の「渡航再検討」でした。
米疾病対策センター(CDC)でも同日、渡航情報を更新し、日本の新型コロナ感染状況を4段階のうち、最高レベルの「極めて高い」という「レベル4」に引き上げたようです。
「日本の現在の状況では、ワクチン接種を終えた人でも変異株に感染し、感染を広める可能性がある」と指摘しています。
日本では「自衛隊による大規模接種センター」の運営が24日から始まり、混乱もなく行われたとの記事が新聞1面を飾っていますが、先進国の中では日本は、新型コロナのワクチン接種が大幅に遅れている状態で、東京都などでは緊急事態宣言が続いているばかりか、他県から宣言地域の拡大が求められている状況です。
米国が今回の日本への渡航警戒水準を「渡航中止」勧告レベルに引き上げたことで、オリンピックの開催にどんな影響が出るでしょうか。


箱根山登頂証明書・近隣散歩の実り(17) (2021.05.15)

箱根山登山に出かけました。
場所は自宅から約3km、新宿区戸山2丁目の戸山公園(箱根山地区)内にあります。
ここは江戸時代、尾張徳川家の下屋敷・戸山荘があったところで、箱根山はその中央にあった築山です。
標高は44.6mで、山手線内最高峰なのだそうです。
明治に入って戸山陸軍学校となりましたが、第二次大戦後は国有地となり、一部が公園となりました。陸軍学校跡の記念碑が箱根山の頂上のすぐ下に建っています。
隣接地には旧陸軍病院だった国立国際医療研究センターがあります。
たかだか50m足らずの山ですが、3kmの登りを歩いてきた脚には最後の45段の階段がこたえました。
登頂証明書は1km離れた戸山公園・大久保地区のサービスセンターで発行してくれるというので立ち寄ってみました。
それにしても、新宿区もなかなか粋な計らいをしてくれるものです。

写真左=葵の御紋入り登頂証明書。写真右=箱根山山頂のパネル。富士山と新宿高層ビル群が描かれています。

新型コロナ対策、神仏頼み③ (2021.04.29)
4月25日、3回目の緊急事態宣言発出
お祈り:コロナの感染拡大が一刻も早く治りますように
南無緊急事態宣言

今はもう有りません・近隣散歩の実り(16) (2021.04.21)

コロナ感染は変異種と一緒になってますますその勢いを強めています。
外出自粛と言っても、近所の散歩道を歩いているだけではつまらないと思い、ネットで散歩目的地を探していたら、弥生式住居跡が保存されているという公園がありました。
1983年(昭和58年)に閉鎖された中野刑務所の跡地を整備してつくられた中野区平和の森公園です。
公園整備の前に発掘調査をしたら、弥生時代を中心に縄文時代と古墳時代の住居址や多数の土器などが出土したのだそうです。
そのうちの一つ、弥生式住居(復元住居)が公園内に保存されたという事のようです。
散歩には少し頑張らないと行けない距離でしたが、出かけてみることにしました。
入口の案内板では野球場と広場との間あたりに復元住居が示されていましたが、それらしいものが見当たりません。
遊具の設置工事をしている人に聞いてみると、大きな再整備工事が去年終わったばかりとか。工事前にはあったのですが「今はもう有りません」という返事。
仕方がないので、公園の南隣に残っている刑務所時代の建物を見て帰ることにしました。
新しい立派な矯正研修所の横に金網を巡らせた一角があり、その中にレンガ作りの建物がありました。
刑務所入口の建物だったらしいのですが、正面には回れず、裏に当たる道路側からの撮影しかできませんでした。
弥生式住居が見られなかったこともあって、かなり疲れた散歩でした。

偉大な勝利とミニスピーチ (2021.04.13)

日本中が大騒ぎです。世界も大騒ぎです。
オーガスタ・ナショナルGCで開催された「2021マスターズ」で松山秀樹(29)が優勝しました。
アジア選手には無理、ましてや日本人選手からなど考えられない、と思われていた出来事です。
PGAツアーで優勝すること、さらにメジャー大会で勝つこと、そして中でもマスターズのグリーン・ジャケットを着ることがプロゴルファーの目標であり、夢です。
日本人男子プロとして誰も成し遂げられなかったメジャー優勝、マスターズ制覇を始めて松山がその夢を達成したのです。
松山が優勝を決めた瞬間、TV実況のアナウンサー、解説者は胸が詰まって放送ができませんでした。
松山自身は大きく喜びを表すわけではなく、同伴のS・シャウフェレと軽くハグを交わしクラブハウスに向かいました。
表彰セレモニーのマイクの前にたった松山は
「この場に居られることが幸せです」 「大勢のファンの皆さまありがとう」。 一拍置いて「サンキュー」と。
あまりにも簡単なスピーチに、側に控えて居た通訳に「オーガスタ・ナショナルGCにお礼を」と促され、
「オーガスタ・ナショナルGCの皆さんありがとう」「サンキュー」。
そこには、自分が成し遂げたことの偉大さが実感できないまま、頭の中が真っ白な松山英樹がいました。
幼さを感じさせる松山の姿とミニスピーチに、オーガスタ・ナショナルのパトロンからは暖かい拍手が送られました。

写真はロイター通信から
早藤キャディーが最終18番ホールで、手にしていた黄色いピンをホールに戻したあと、自分の帽子を静かに取り、コースに向かって一礼するという行為が「美しい、素晴らしい」と現地で大きな反響を呼んでいるそうですが、逆人種差別的に取り上げられている側面もあるのが気がかりです。

西木さん、虎木さん (2021.03.20)

新聞にゴルフ米ツアーのレポートを書いている舩越園子氏の記事が出ていました。
L・ウエストウッドについてです。
「米ゴルフ界には、実力も経験も実績もあるのに、どこか報われないイメージの選手がいる。
47歳のリー・ウェストウッド(英)は1993年のプロデビュー以来、米ツアー12勝、欧州を含む世界42勝を挙げているが、メジャーなどのビッグ大会ではなんども勝利に迫りながら優勝は一度も無く、四半世紀以上にわたって惜敗の歴史を刻み続けている。」
この3月、アーノルド・パーマ招待であわや優勝かと思わせましたが、惜しくも2位に。
しかし、その好調さを維持しながら乗り込んできた次週のプレーヤーズ選手権。<第5のメジャー>と言われるこの試合でも、前週と同じ優勝争いをしたB・デシャンボーと再び最終日、最終組での死闘を演じましたが、優勝は先に上がったJ・トーマスにさらわれてしまいました。
終盤の16番パー5でスコアを伸ばせなかったこと、17番パー3でボギーを叩いたことが響き、18番のバーディーでも1打及ばずでした。
だが、舩越氏のレポートにあるように「2週連続で2位に終わったが、彼の表情は穏やかだった。」
それは18年からのパートナー、H・ストーリーがキャディーとして帯同していることが要因になっているようです。
TV中継を見ていても、プレーの雰囲気が伝わってきます。
連れ合いが元気だった頃、「西木(Westwood)さん頑張って!」「虎木(Tiger Woods)さん強い!」と応援していましたが、<西木さん>は一時の不調を乗り越えて、ツアー優勝を期待させるまでに復調しました。
一方、同年代の<虎木さん>は、自動車事故の回復具合が心配される状態です。
若かった頃のように、二人揃って活躍する姿が見れればいいのですが。

18番ホールアウト後(写真はGDOニュースから)。
残念ですが、今週のホンダ・クラシックは予選落ちをしてしまいました。さすがに2週連続の優勝争いに疲れが出ましたか。

林道町 石工 武兵ヱ (2021.03.17)

さいたま市見沼区片柳の染谷新道というバス停に着きました。JR大宮駅からバスに乗り23個目のBSです。
少し東に行って県道214号線の片柳コミュニセンター入口交差点を200mほど北に行った四角の右手前の木立の中にその庚申塔があるということです。
右手前の木立の中には工事中のように大きな石がゴロゴロと転がっていました。交差点を右折すると石がなくなった先に進入禁止の私道があり、庚申塔の気配はありません。
人がいたら尋ねようと思って私道を登り、ふと木立の中をみるとお堂の屋根のようなものが見えました。
公道まで戻りよく見ると、獣道のような闇い細道が隠れていました(「大宮聖苑南切通し」というのだそうです)。
その奥にありました。形ばかりの屋根の下に庚申塔が建っていました。
ネット情報で知り、一度実物を見たいと思っていた「林道町 石工、武兵ヱ」の石工名が刻まれた青面金剛庚申塔(写真左)です。
田中武兵衛は江戸時代後期の岩槻石工の一人で、関東地区を中心にかなりの作品が残っているのだそうです。
写真右の二つががよく目にする青面金剛の一般的な姿です。それに比べて「武兵ヱ」作の青面金剛は人間の体の寸法比率で作られています。
造りは髪の毛1本、持物をつかむ指先、衣の襞に至る大変細かなところまで丁寧に彫り出されています。
また、ここでは紹介できませんが、邪気や三猿の姿がパターン化されず、それぞれユニークな姿で表現されています。
同じ「武兵ヱ」作の庚申塔が近くの常泉寺の参道にもありました。ほとんど同じ作りの庚申塔でした。
邪気や猿の姿とともに、後日、「庚申塔いろいろ」に追加掲載したいと思います。
同じ岩槻の石工でこの田中武兵衛と並んで知られている萩原伊兵衛作の笠付き角柱六地蔵塔が岩槻区のお寺にあるというので、ぜひ見に行ってみたいと思っています。

文化7(1810))年造立。山型角柱青面金剛庚申塔。剣人型六臂(ショケラ持ち)。二邪鬼、二鶏。台石に三猿。
常泉寺参道の庚申塔も同じ仕様。

開かずの2週間、さて? (2021.02.26)

近隣外出?の帰りに駅中書店で買った「文藝春秋」。芥川賞受賞作品・宇佐見りん「推し、燃ゆ」の掲載号です。
帰宅して、数ページ読みましたが、どうにも文章が目玉に入ってバラバラになる感じで、なかなか前に進みません。
読むのを諦めて、本を閉じてテーブルに置いたまま2週間が過ぎました。
他には新型コロナ関連の記事が何本か載っていましたが、あまり読む気がしませんので、もう改めてページを繰ることはないでしょう。
作者は現役の慶応大学生。若い世代との直接の接点のない生活を続けていますので、同じ日本語でも、なかなかすんなりと理解できなくなっていたのに、改めて気づかされました。
もともと芥川賞型の人間ではないので仕方ないですか。直木賞受賞作品に挑戦して見ますかね。

60勝と決勝進出 (2021.02.19)

午前中に、録画してあった大坂なおみの全豪オープン準決勝の試合を見ました。
相手は憧れの選手であったセリーナ・ウイリアムス。
結果のわかった試合でしたが、開始直後のサービス・ゲームを失うなど、余裕を持って見ていられる内容ではありませんでした。
特に強化してきたと言われるサーブが安定性に欠けているように思いました。
それでも結果的にセットを落とさず、試合に勝つところは、ランキング上位者の強さと言えます。
決勝の相手はランク24位のジェニファー ブラディ(アメリカ)だそうです。一度も試合を見たことがないので、どんな選手か知りませんが、最近好調で4大大会初優勝を狙う勢いだそうです。
大坂なおみの2年ぶり2度目の優勝はなるでしょうか。
夕方にTVのライブでW杯女子のジャンプを見ました。高梨沙羅は前日、1本目のジャンプの失敗がたたって、逆転優勝ができず2位に甘んじ、60勝目はお預けとなりました。
この日は1本目、92mのジャンプでトップに立ちましたが、2位との差は1.1ポイントと僅か。2本目のジャンプに期待がかかりました。
直前のノルウェーの選手にそれまでの飛距離を4.5mも上回る97mのジャンプを見せられ、心配しましたが、高梨は99mの大ジャンプで圧勝しました。これで今季4戦3勝でついに通算60勝の大台に乗せました。
あとは、3月初めの世界選手権に優勝して、これまで手に出来なかった金メダルの獲得に臨むことになります。
大坂なおみ、高梨沙羅、もう一息です。

女子ジャンプの出場者は他のスポーツと同様で、若年層が圧倒的に多いのですが、中に32歳、37歳の選手も上位の成績を上げていました。最年少は17歳。
写真は報知新聞webから

舟散歩日和 (2021.01.31)

江戸川区船堀。新川が船堀街道を潜る一つ西にかかる擬宝珠橋。
一月下旬金曜日の昼過ぎ。ポカポカ陽気に川面を眺めていると、音もなく一艘の舟が橋の下から現れました。
老夫婦がソーシャル・ディスタンスを取りながら、洒落た舟散歩のようです。
見慣れない風景に驚いていると、遠く船堀街道の向こうにも、小さくもう一艘の舟が見えました。同じように洒落た夫婦がもう一組いたのでしょうか。

これは一体何でしょう・近隣散歩の実り(15) (2021.01.23)

甲州街道、新宿通り、外苑西通りが交差するところが新宿区四谷4丁目交差点です。
江戸時代、ここには「四谷大木戸」があり、今でも近くに門衛所の建物が残っています。
交差点の甲州街道と新宿通りの間に四谷区民センターがあり、その交差点寄りの脇に「水道碑記」碑と「都旧跡 四谷大木戸跡」の石柱が建っています。
「水道碑記」碑は「大木戸」の近くに玉川上水の水番所があった事が記されています。なごりで四谷区民センター内には都水道局が入っています。
その対面に当たる交差点北東角に周囲を石で囲われた緑地があり、その中に石灯籠、石柱道標などが安置されていますが、「四谷大木戸」と陰刻された木柱の横に高さ70cm強の石塔がありました。
石柱の上に球体を乗せた敷石が置かれています。上の球体には恐竜の鱗のようなものが2本の線となり頂点で直角にクロスしています。
下の石柱には八面の窪みが作られ、その中に仏像が浮き彫りされています。道路と反対側の二体は不確かですが、円光背のある像が六体、無い像が二体と思われます。
像容は左から合掌(円光背)、数珠(円光背)、両手宝珠(円光背)、柄のある持物、柄のある持物、錫杖(円光背)、両手香炉(円光背)のように見えます。
円光背のある像は地蔵菩薩と思いますが、円光背のない、柄のある持物を持つ像は何かわかりません。
やや大きな顔に冠のようなものを被っています。目、口は線刻になっています。
表情からは地蔵のお供をする従者のように思えなくもありませんが。
見えている石柱部分は30cmほどですが、土に埋もれている部分が有りや無しや?  上の球体は何? 出張った線は東西南北を示している? 「大木戸(関所)」との関係は?
これは一体何でしょう。

コロナ対策仕様の観能 (2021.01.17)

長い間ご無沙汰していた観能でしたが、能楽堂に出掛けました。
折悪しく第二次緊急事態宣言下となりましたが、昨年から予定していましたので。
こちらは初めてのコロナ禍内での観能ですが、主催者側は感染拡大防止対策を色々と実施し、まさに「コロナ対策仕様」の演能となっていました。
入館前のアルコール手消毒、検温、見所座席の市松模様使用は想定内ですが、自由席方式だったため使用着席の能楽堂への申告、終演後の離席(正、脇、中正)の時間差をつくるなどかなり徹底していました。
演者側は4人2列の地謡が5人1列編成になっていて掛け流しマスクをしていました。
曲は男(シテ)の営む宿に偶然、殺害された旧主の妻(ツレ)と子(子方)が泊まる。そこにまた偶然に旧主を殺した男(ワキ)も宿をとる。
宿男は妻子と相談し、妻を盲目の芸能者に仕立て、敵の男に妻の謡、子供の羯鼓の舞を見せ、酒を勧め、宿男自らも獅子の舞を舞い、相手の油断につけ込んで敵討ちをするという話です。
終盤の妻の謡、子供の羯鼓舞、宿男の獅子舞が聴かせどころ、見せどころです。二つの舞に十分堪能することができました。いつも思うことですが、それにしても子方は偉い。
最後列に近い席のうえに耳が遠くなってきているので、謡が聞き取れるか心配しましたが、シテ、ツレともに通りのいい声だったので助かりました。

金春定期能:「望月(もちづき)」 シテ=山中一馬/ツレ=澤 翼/子方=井上あかり/ワキ=高井松男/アイ=高野和憲/後見=桜間金記ほか/地謡=高橋 忍ほか/大鼓=安福光雄/小鼓=田邊恭資/太鼓=吉谷 潔/笛=藤田貴寛

TVスポーツの5日間 (2021.01.06)





今年の年明けも元旦の実業団駅伝に始まり、2日と3日は箱根駅伝のTV見物と例年通りの過ごし方でした。
今年はさらに元旦はサッカー天皇杯決勝戦、2日には大学ラグビー、3日にはライスボール
4日にはサッカーJリーグ・ルヴァン杯決勝戦、時間の合間を縫って高校サッカーと高校ラクビーの試合を見るという TVスポーツ漬けの正月となりました。
箱根駅伝は第1区の超スローな展開から、区間毎にトップが入れ替わる波乱の往路を創価大学がトップで折り返しました。復路も順調にタスキをつなぎましたが、最後の10区、後2kmで駒澤大学に抜かれてしまいました。駒沢強しの印象でした。
ライスボールは関西学院がどこまでやれるか期待していたのですが、前半、第1Q、第2Qまでは互角に戦いました。しかし、後半に入るとオービックの強さが目立ち始め、ほぼ一方的な試合になってしまいました。社会人強しです。
大学ラグビーは早稲田大学と天理大学がそれぞれ帝京大学、明治大学を破り優勝を争います(11日)。
ルヴァン杯決勝戦はJ1・2冠の王者・川崎を準決勝戦で破ったFC東京が柏を2−1で下し優勝です。長谷川健太監督、おめでとうございます。
高校サッカーでは3回戦で素晴らしい球扱いとパスを見せていた埼玉・昌平高校が準々決勝で山梨学院に1点も取れずに負けてしまいました。
準決勝(9日)は山梨学院対帝京長岡(新潟)、矢板中央(栃木)対青森山田という組合せになりました(決勝戦は11日)。
高校ラグビーは東福岡が準決勝で敗れてしまい、京都成章と桐蔭学園の決勝戦(9日)となりました。
しかし、新型コロナ感染予防対策で2度目の「緊急事態宣言」が出されようとしています。 試合の開催に影響が出るかもしれません。

*)写真はルヴァン杯決勝の案内。Jリーグサイトから