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不動尊像と石柱の両方に石工名が刻まれた珍しい石柱塔(2025.02.06)
豊島区高田2丁目に<目白不動尊>で知られる金乗院慈眼寺があります。
その門前に石仏を戴いた二つの石塔が建っています。
門前左は<半跏趺坐地蔵載石塔>で両親と子供五人らしき戒名と「正徳」から「宝暦」にかけての命日が刻まれています。
右は<不動明王戴石柱塔>です。
正面に「享保六辛丑(1721)天/目白/九月十(有)四日」と刻まれた石柱の上に坐姿の不動明王が載っています。
尊像の背中には「天保三壬辰(1832)年九月吉日/新長谷寺/宥辨造立之/石工源七」と、紀年銘、造立者の名前、そして石工の名前が刻まれています。(写真左横)
石柱が享保六(1721)年、不動像が天保三(1832)年とかなり時間差がありますが、石柱の左側面に「再興/天明九己酉(年)/(富多一郎)平(隆啓)/十月二十八日/願主/関口水道町/中屋三右衛門」の銘があり、右側面に「九月十八日(修)造之」「石屋/・・/・兵衛」の銘もあるので、石柱が再建、修造された後、尊像が奉造されたものと思われます。(*天明九年=寛政元年 (1789))
不動尊像、石柱の両方に石工の名前が刻まれていました。通常、願主や世話人の名前は刻まれますが、職人が自分の名前を作品に刻むのはほとんど見かけません。大変珍しい例です。
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ライトアップでおめでとう(2025.01.01)
年末から年始にかけて新宿西口の中央公園近辺でライトアップが行われました。写真はそのうちのほんの一部です。上=新宿パークタワービル庭園、左=新宿中央公園・水の広場、右=ヒルトン東京の入り口です。
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