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7体の猩々が楽しげに舞います・国立能楽堂定例公演
(2023.12.15)
今日の公演は「演出の様々な形」シリーズの第2弾で、先月と同じ曲目の狂言「六地蔵」と能「猩々」です(11.17:「2体の猩々が相舞を舞う」を参照)。
能「猩々」、本日は特殊演出で宝生流の「7人猩々」です。
通常、登場する猩々は1体ですが、前回は2体、今回は舞台に3体、橋がかりに4体、計7体の猩々が現れ、高風と酒を汲み交わして舞を楽しみます。
赤顔の面、赤頭(あかがしら)、赤地唐織・緋大口と、赤一色の装束の猩々7体が、舞台を埋め尽くす図は壮観です。
良い越年と新年を願うに相応しい舞台でした。
写真:「7人猩々」の舞台イメージ。実際には正先に大きな酒壺と一畳台が出されています。
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西郷真央と吉田優利、米ツアー予選会を突破
(2023.12.07)
2024年の米女子ツアー出場権をかけた最終予選会<Qシリーズ>は7日午前5時50分(日本時間)、全競技を終了しました。
日本からは西郷真央、吉田優利、馬場咲希が出場しました。
目標の(1)は前半のレギュラーツアー出場機会の多い20位以内に入ること、(2)はレギュラーへの機会は少ないが下部ツアー(エプソンツアー)への出場資格が得られる45位以内に入ること、になります。
7日間6ラウンド(悪天候で1日中止)を競技してロビン・チェ(豪・25歳)が<−29>で1位、西郷真央(22歳)、イ・ソミ(韓国・24歳)が<−26>で2位T、吉田優利(23歳)が<−19>で7位Tで目標(1)をクリアしましたが、馬場咲希(18歳)は45位以内にも入れませんでした。
この予選会は第1ステージ、第2ステージと戦い、勝ち抜いた選手と最終予選会<Qシリーズ>からの参加資格を持つ選手の104人が出場、4ラウンド終了時点で65位Tまでの選手70人が残り、45位以内を目指しました。結果は<−8>45位T、50人がツアーメンバー入りを果たしました。
会場:マグノリア・グローブGC(米アラバマ州)◇フォールズC=パー71、クロッシングズC=パー72>
写真(左):”INSIDE THE ROPES”と書かれたツアーカードを手にして撮影に応える西郷真央(右)と吉田優利(ALBA Netから)
写真(右):LPGAの最終リーダーボード1位〜10位までの部分
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1000人の落胆・皇居乾通りのモミジ
(2023.11.28)
友人と竹橋で会うことになったので、今、一般公開されている皇居・乾通りのモミジを見ようとしましたが、あいにく近くの乾門からは入れないので、皇居半周して坂下門まで。二重橋辺りから大勢の人の列ができていました。
しかし、坂下門をくぐり乾通りに入って期待とは異なる景色に出会いました。通りの両側に植えられたモミジは紅葉の進んだものは葉が縮れ赤枯れしてしまっていました。
これといった見所を見つけられないまま出口の乾門です。ふと正面に目をやると北の丸公園の黄葉した大木が三本飛び込んできました。最後にちょっと慰められました。
みなさん同じ気持ちだったのではないでしょうか。
写真:(左)坂下門をくぐる大勢の人たち。(右)乾門を出て環状道路越に見る北の丸公園の黄葉
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年間平均ストローク2年連続<70切り>・山下美夢有
(2023.11.27)
26日、JLPGAツアー最後の大会「ツアーチャンピオンシップ リコーカップ」が幕を閉じました。今季優勝者を含むランキング上位40人だけが参加、最後の力を振り絞って戦いましたが、優勝したのは昨年に続き山下美夢有でした。
この優勝で年間女王を決めるポイントランキングで1位の座を、年間獲得賞金でも1位の座を確定させました。
さらに選手の実力を如実に示す年間平均ストロークでも昨年に引き続き2年連続で<70切り>を達成しました。
JLPGA・1990年以降の記録では年間平均ストローク<70切り>を初めて達成したのは申ジエ選手。2019年シーズン27試合(86R)で<69.9399>でした。二人目は昨年の山下美夢有で33試合(108R)<69.9714>です。そして今年は32試合(104,5/R)で<69.4322>という驚異的な数字です。
もちろん2年連続で年間平均ストローク<70切り>を達成したのは山下美夢有が初めてで、一人で2度達成したのも山下美夢有だけです。
今年は岩井明愛が3人目の<70切り>を達成するかと最後まで期待を抱かせましたが、最終のこの「リコーカップ」での成績が優れず、惜しくも記録達成を逃してしまいました。
1年を通じて異なる試合会場、コース設定、季節・気象状況、選手の体調など様々な条件を克服して年間平均ストローク<70切り>を2年連続達成した
山下美夢有の強さに感服します。
写真(スポーツ報知HPから転載):優勝を決め松村卓キャディーと握手する山下美夢有。この後、一人でスタンド脇に行ったキャディーの目には涙が。
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2体の猩々が登場して相舞を舞う・国立能楽堂定例公演
(2023.11.17)
今日の公演は「演出の様々な形」シリーズの第1弾で、狂言「六地蔵」と能「猩々」です。
能「猩々」は
中国。高風という親孝行で評判の男が、ある夜「揚子の市にでて酒を売れば豊かになる」という夢のお告げを受ける。お告げに従い業を営んでいると、次第次第に金持ちになっていく。
市のたびに高風の店に来て酒を飲むものがいる。その男はいくら酒を飲んでも顔色が変わらない。不審に思い名前を尋ねると、海中に住む猩々だという。
そこで高風は、月の美しい夜、潯陽の江のほとりで酒壷を置き、猩々を待つ。
やがて猩々は、菊の水とも呼ばれる銘酒をしたい、良き友と会うことを楽しみに波間から現れる。高風と酒を交わした猩々は、月の光の中、芦の葉音と波の音に合わせて舞始める。そして高風に、汲めども尽きぬ酒壷を授けて消える。
という内容です。
本日は特殊演出で観世流の「乱(みだれ)/置壺・双之舞」です。
通常、登場する猩々は1体ですが、「双之舞」の演出で2体の猩々が登場し、舞は通常の「中之舞」に特殊な足使いの「乱」を挿入した舞を相舞い(「双之舞」)します。
12月の「演出の様々な形」シリーズ第2弾は狂言、能とも同じ曲目を異なる演出で見せます。
能は宝生流の「七人猩々」で7体の猩々が登場する予定です。狂言は田舎者を騙す方法の違いで<すっぱ(いたずら者)>の人数が異なります。
今回は四人で、12月は三人の予定です。
写真左:「潯陽の江」ならぬ能楽堂中庭の夜景。写真右:能楽堂の舞台
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待ちに待った復活優勝・西郷真央
(2023.11.13)
昨年5月の「ブリヂストン・レディース」以来、優勝から遠ざかっていた西郷真央が、11月第2週の「伊藤園レディース」で待ちに待った復活優勝を遂げました。今季初、通算6勝目。
昨年の米ツアーのメジャー大会に参戦して、帰国してから調子を落とし、終盤から今季前半は<予選落ち>と仲良くなってしまうような成績の連続でしたが、やっとその危機を乗り越えたようです。
写真左:ウイニングパット後、優勝を噛み締める西郷真央(ALBA Net HPから転載)。写真右:優勝トロフィーとともに(JLPGA HPから転載)
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一株に500輪の花・新宿御苑菊花壇展
(2023.11.08)
大作り花壇:大菊「裾野の輝」、花数は548輪だそうです。
「初冬に出てくる芽を1年がかりで枝数を増やし、1株から数百輪の花を半円形に整然と仕立てて咲かせる技法を<大作り>と呼びます。」(案内板解説)
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1年3ヶ月ぶり涙の優勝・稲見萌寧
(2023.11.06)
LPGAとJLPGA共催の女子ゴルフツアー「TOTOジャパンクラシック」が11月2日から5日まで行われ、稲見萌寧が昨年8月以来となる1年3ヶ月ぶりの優勝を果たしました。
最終日、1打差の3位Tで最終組をスタート。3日目までのスコアの伸ばし合いで2打差に4人、4打差までに8人と乱戦模様でしたが、最後、桑木志帆を1打押さえての勝利でした。
これで日本ツアー13勝目、LPGA共催のため米女子ツアー初優勝ということになります。この優勝で、本人が望めば来年の米女子ツアー参戦資格を得ることができます。
この試合では、日本ツアーのランキング1位を争う山下美夢有と申ジエが最終日、同じ組でプレーしました。二人のこの試合に入る前のメルセデス・ポイントは<山下2638.30pt:申2554.12pt>でその差は<84.18>でした。
しかし、この試合の結果が申ジエが4位、山下美夢有が27位Tだったため<山下2653.94pt:申2651.62pt>とその差は僅か<2.32>にまで縮まりました。
残り試合は3試合です。優勝ポイントがそれぞれ<200pt><300pt><400pt>の試合です。
果たしてどちらが年間女王に輝くのでしょうか。それとも大逆転で他の誰か?
写真は(左)=涙の優勝スピーチ・稲見萌寧、JLPGA HPから転載。(右)=ホールアウト後のハグ・山下美夢有と申ジエ:ALBA Net HPから転載
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2年連続<70切り>達成まであと4試合・山下美夢有
(2023.10.30)
日本の女子ゴルフツアー「三菱電機レディース」では山下美夢有は惜しくも優勝を逃して2位Tに終わってしまいましたが、2023年10月29日時点での山下美夢有の年間平均ストロークは28試合(90.5R)出場して<69.45>。あと4試合の成績次第ですが、昨年に続き2年連続年間平均ストローク<70切り>達成が目前に迫っています。
JLPGA・1990年以降の記録では年間平均ストローク<70切り>を初めて達成したのは申ジエ選手。2019年シーズン27試合(86R)で<69.9399>でした。二人目は昨年の山下美夢有で33試合(108R)<69.9714>です。当然の事ですが、2年連続<70切り>達成はまだ誰もいません。
選手を評価する指標は「ポイントランキング」「賞金ランキング」など幾つもありますが、選手の実力を最も示すのが「年間平均ストローク」です。
ちなみに山下美夢有は現在「ポイントランキング」「賞金ランキング」「年間トップ10回数」でも1位です。
写真は山下美夢有:JLPGA HPから転載
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今年もキバナコスモス・昭和記念公園
(2023.10.12)
去年より1日遅れで昭和記念公園へ。「花の丘」のキバナコスモスと「みんなの原っぱ」の花壇にあったコキア。
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永久シードまであと2勝・申ジエ今季2勝目
(2023.06.27)
JLPGAツアー「アース・モンダミンカップ」は申(しん)ジエの優勝で幕を閉じました。
これでJLPGAツアー28勝目で、念願のツアーへの出場資格「永久シード権」獲得まであと2勝となりました。
優勝者:申ジエ
出身地:韓国全羅道
生年月日:1988年4月28日
入会期 :2008年12月1日 80期生
優勝回数:JLPGAツアー 28勝
海外ツアー:10勝(米国7勝、欧州3勝)
日本国内で行われたJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の試合での勝利数は「30」なのですが、2008年の「ヨコハマタイヤPRGR」はJLPGA入会前の優勝、2010年の「ミズノクラシック」はUSLPGA(米国女子プロゴルフ教会)の資格で出場しての優勝なので、国内優勝回数には加えられていません。
申ジエのもう一つの目標は韓国ツアー、米国ツアーで達成した賞金女王の座を日本ツアーでも成し遂げたい(2016、2018、2023年は2位)ということです。
年間平均ストローク「70切り」は2019年の<69.9399>ですでに達成しています。
今季は開幕戦の「ダイキンオーキッド」で勝ち、前半戦で2勝しました。
後半戦で「永久シード」獲得するようなら、賞金女王の座も獲得できそうです。
山下美夢有、岩井姉妹など若い世代の強豪がひしめくツアー状況ですが、是非とも二つの目標を達成してもらいたいと思っています。
同じ週のアメリカでは二つ目のメジャー大会「全米女子プロゴルフ選手権」が開催されていましたが、先日、中国女子選手の二人目の米ツアー優勝者として話題になったイン・ルオニン(20歳)が優勝しました。
米女子ツアーでは一時期、韓国人選手の活躍が注目されましたが、最近ではリーダーボードの上位には数多くの国旗が目につくようになりました。
この大会でも<トップ10>に7つの国旗を目にすることができます。
中でも優勝者と最後まで優勝を争って3位Tになった中国選手の活躍が注目されました。
しばらくは数多くの国旗がリーダーボード上位を賑わせそうです。
優勝者:イン・ルオニン
国籍:中国(上海)
生年月日:2002年09月28日
プロ転向:2020年
米ツアーデビュー:2022年
米ツアー初優勝: DIO Implant LA Open(2023/03)
*)写真はJLPGA、USLPGAのHPから転載。
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ローズ・チャン、72年ぶりの快挙・プロデビュー初戦優勝
(2023.06.05)
ローズ・チャン(Rose Zhang)
◎生年月日:2003年5月24日(20歳)
◎身長:168cm
◎国籍:アメリカ
◎出身地:カリフォルニア州アルカディア
◎出身校:スタンフォード大学
◎アマチュア成績:
2020年「全米女子アマチュア選手権」優勝
2021年「全米女子ジュニア選手権」優勝
2023年「オーガスタナショナル女子アマチュア」優勝
スタンフォード大在学時の2年間で通算20戦12勝
2020年9月から世界女子アマチュアランキングで史上最長の141週にわたって1位
◎プロ転向:2023年5月に宣言
◎プロデビュー戦:2023年6月<ミズホ・アメリカズオープン>
6月1日〜4日、リバティ・ナショナルGC(米ニュージャージー州)で行われた米女子ツアー第12戦<ミズホ・アメリカズオープン>で、プロ転向を宣言して1ヶ月に満たない選手が、そのデビュー初戦で優勝しました。
上に紹介したローズ・チャンです。
米女子ツアーに初出場で初優勝した選手は2019年<全英女子オープン>に優勝した渋野日向子、2014年<LPGA KEBハナ銀行選手権>のペク・キュジョン(韓国)など何人かの選手がいますが、彼女らはそれ以前に米国以外でプロとしてのキャリアがありました。
今回のローズ・チャンのようにアマチュアからプロに転向して、プロデビュー初戦に優勝した選手は1951年の「イースタンオープン」を制したビバリー・ハンソン(米国)だけのようで、実に72年ぶりの出来事だそうです。
これでプロフィールに
◎成績:ツアー通算1勝(米国1勝)
が加わることになります。
彼女のプロ転向を知った全米ゴルフ協会(USGA)とR&Aはそれぞれ<全米女子オープン>、<AIG女子オープン>に「特別招待」すると発表していましたが、<ミズホ・アメリカズオープン>での優勝によって、ローズ・チャンが全米女子プロゴルフ協会(LPGA)にメンバー登録さえすれば、今後の米女子ツアーへの出場資格を獲得することになります。
また一人、大物新人が登場してきて、米女子ツアーから目を離せなくなりそうです。
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1万本のユリの花・鮫洲入江広場
(2023.05.31)
新聞記事に教えられて品川区東大井の鮫洲入江広場に行ってきました。
大きなマンションと勝島運河に挟まれた広場には1万本を数えるというユリが今を盛りと咲き誇っていました。
紹介記事によると立会川商店街と鮫洲商店街が中心となっている「NPO法人しながわ花海道」が福井県坂井市から球根の提供を受け、2017年、21年、今年と株数と種類を増やし、1万本を超すユリの庭園として訪れる人の目を楽しませています。
早いものは花弁を落とし始めているものもありましたが、まだ蕾の段階のものもあり、もうしばらくは楽しめそうです。
勝島運河の両岸は地元の人の散策場所となっていますが、桜や菜の花のシーズンには他地域の人も訪れる「花海道」になるのだそうです。
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テキサスの夕陽・LPGA<シェブロン選手権>
(2023.04.24)
カリフォルニア州ミッションヒルズからテキサス州ザ・クラブatカールトン・ウッズに会場を移した今季最初のメジャー大会<シェブロン選手権>2日目。
初日、2オーバーと出遅れ予選通過が心配された西郷真央でしたが、2日目は前半4バーディーとスコアを戻し、後半5H目でバーディーを奪った直後に日没サスペンディットのホーンが鳴り響きました。
しかし、同組の3人はもう一ホールプレーを続け、パー3、5、4の三ホールを明日に残してプレーを終了しました。
これで西郷のスコアは<ー3>まで伸びたので、<+1>と予想された予選通過ラインを気にする必要はなくなりました。
この日は朝、降雨悪天候でスタートが2時間遅れとなったため、西郷がクラブハウスに戻ったのが午後8時過ぎでした。
3日目。西郷真央は第2ラウンドの残り三ホールを1ボギーで終え、<−2>の成績で決勝ラウンドの入りました。
しかし、期待された決勝ラウンドは大変厳しいものとなりました。第3ラウンドは1バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの<78>、第4ラウンドは1バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの<79>という信じ難いプレーで、トータル<+11>、65/68位の成績になってしまいました。
昨年終盤の不調から、今季は試合ごとに調子を上げ、直近の試合ではトップ10に入るまでになっていたので、この結果は大変残念です。
来週の日本での試合に向けて気持ちを切り替えてほしいと思います。
優勝は最終日、4打差を追い上げ、プレーオフを勝ち切ったリリア・ヴ(米)で、前会場で恒例だった18番グリーン横の池へ優勝ジャンプを行いました。
写真上は現地時間22日19時52分、ザ・クラブatカールトン・ウッズの森に沈むテキサスの夕陽。
写真下は新会場18番の池に飛び込んだ後、バスローブ姿でトロフィーを掲げるリリア・ヴ。
(いずれもWOWOWの中継画面から)
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イン・ルオニンが初優勝・LPGA<DIO オープン>
(2023.04.03)
今期LPGAツアー第5戦<DIOインプラント LAオープン>は、2日目に「64」のラウンドで首位Tで予選突破したイン・ルオニン(20歳・中国)が3日目にトップに躍り出ました。
最終日は前半3連続ボギー、4連続バーディーと大乱調でしたが、後半は何とか1バーディー、2ボギーにとどめ、最終<ー15>の成績で優勝しました。
インにとってはLPGAツアー初優勝で、中国人ではフォン・シャンシャンに次ぐ二人目のLPGA優勝者となりました。
古江彩佳と渋野日向子が挑戦した2021年の最終予選会「Qシリーズ」で4位タイに入りツアーカードを獲得しましたが、昨シーズンは成績が振るわず、80位までのシード権獲得には至りませんでした。
しかしこの優勝でイン・ルオニンのツアー環境は一挙に変化しました。今期残りの全試合への出場資格は保障されました。
あとは彼女の活躍を待つばかりです。
写真は優勝カップを持つイン・ルオニン(ALBANetから)
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不動明王が主尊の庚申塔
(2023.03.26)
八王子市館町、高尾駅の南1,3kほどの所。
町田街道、拓殖大学北入口信号を東に入った木立の中にある小さなお堂の前庭に珍しい庚申塔がありました。
有蓋の四角柱の正面に二臂不動明王と不聞猿、左側面下部に不言猿、そして右側面下部に不見猿を配しています。
大きさは128cm(角柱67cm)、角中幅25cm×23cmです。
銘は正面に「造立庚申待(安)楽(成)就(所)」と「??(元年甲子)九月(吉日)」のように見えましたが。
右側面には猿の上に「施主」の文字。左側面には銘はありません。裏面に5文字5行と思える銘がありましたが読めませんでした。
主尊の像は青面金剛かと思いましたが、後頭部に火炎を背負っているので不動明王と見ました。
二臂不動明王の左手部分は欠損して持物ははっきりしませんが羂索のようです。右手は剣を持っています。
主尊が不動明王の庚申塔は大変珍しいと思います。
お堂は「梅元庵地蔵堂」と地図には出ていますが、「梅元庵神社」の「地蔵堂」と言われている? 寺院だったが廃寺になった? とよく分かりません。
地蔵堂の隣には小さな石祠の入ったお堂もあります。
庭には庚申塔のほかに「百箇所巡礼供養」の地蔵像、「念仏講供養」の地蔵像、石祠が二つ、題目を刻んだ道標石が一列に並べられていました。
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蝋燭能
(2023.02.23)
国立能楽堂の23日の公演は狂言「吹取」と能「鵜飼」でした。
通常の照明を使わずに「蝋燭の灯りによる」という企画公演。
写真は休憩時間の通常照明が点いた状態なので、舞台上も明るく見えていますが、上演の時は蝋燭だけの灯りなので、演者の姿が朧げに見えるくらいです。
衣装も面もよく見えない中で、装束の金模様だけがやけに浮かび上がって見えました。
「吹取」
観音様に授けられた妻が醜女だったため、手助けしてもらった男に押し付けようとする話。美醜差別で炎上しそう。
シテ/男:善竹大二郎
アド/何某:禅竹十郎
アド/乙:大蔵教義
「鵜飼」
殺生を生業としていた男が死後、罪業に苦しむが、旅僧の供養のおかげで救済されるという話。法華経の功徳を讃える能
前シテ/老人:後シテ/閻魔大王:観世銕之丞
ワキ/旅僧:森 常好
ワキツレ/従僧:館田善博
アイ/所の者:大蔵基誠
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迷子しらせ石標と几号水準点ー一石橋
(2023.02.13)
2月7日で湯島天神の「奇縁氷人石」を紹介しましたが、今度は一石橋の「迷子しらせ石標」です。
役割は同じ迷子探しのための石標です。
銘文には正面に「満よひ子能志るべ」、右側面に「志らす類方」、左側面に「たづぬる方」とあります。
裏面には「安政四丁巳年二月 御願済建之 西河岸町」とあり、安政四(1857)年に西河岸町の人たちが建立した事がわかります。
江戸時代、迷子が出た場合には町内が責任を持って保護することになっていたそうです。
日本橋から一石橋あたりは盛り場で迷子も多かったらしく、町名主などの世話人が町奉行
に申請しで建てたものです。
左右両側面の上部には長方形の窪みがあり、そこに迷子の特徴を書いた紙を貼り、心当たりのある人がその旨を書いた紙を貼って知らせるという使い方だそうです。
総高は175,7cm(棹石163cm、台石12,7cm)、棹石正面幅36cm、奥行26cm。
同様のものは先述の湯島天神「奇縁氷人石」や両国橋橋詰、浅草寺境内にありますが、東京都教育委員会によれば、現存するのはこの一石橋の石標だけだそうです。
この石標の正面銘文の下に几号標準点が刻まれています。
一石橋の日本銀行側ではなく、呉服橋寄りの橋詰に大正時代に建てられた当時の親柱が一基残されていますが、その左に「迷子しらせ石標」があります。
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仲邑菫、13歳11ヶ月での最年少タイトル獲得
(2023.02.07)
2月6日。囲碁の第26期女流棋聖戦、三番勝負の第3局で挑戦者の中学2年生・仲邑菫(なかむらすみれ)三段が上野愛咲美(うえのあさみ)女流棋聖を破り、2勝1敗でタイトルを奪取しました。
この勝利は、9年前に藤沢里菜女流本因坊が達成した15歳9ヶ月のタイトル獲得最年少記録を大幅に塗り替える13歳11ヶ月という素晴らしい記録達成となりました。
終局後のコメントで「実力的にタイトルを取れたのは奇跡。まだ実感はないですけど、日々の努力が結果につながってよかったです」と言っていました。
母親の幸さんは「娘は天才でもなんでもない。凡人です。だから信じて打てるだけの努力を日々しなきゃいけないねって言っているんです」
3歳から囲碁を学んで以来、毎日7 - 9時間を囲碁の勉強に費やし、また一時は韓国に囲碁留学するなど、本人も言うとおり、囲碁に対する努力を怠らなかった結果が実ったのでしょう。
もちろん努力だけではないでしょうが、人並み以上に努力を継続できるのも、一つの大きな才能ではないでしょうか。
写真は毎日新聞Netから
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几号水準点③と奇縁氷人石ー湯島天神
(2023.02.07)
市谷亀岡八幡宮、江戸城天守台に続く第3弾は湯島天神鳥居台石に刻まれた几号(きごう)水準点です。
本殿正面、境内南端にあるこの鳥居は銅製で、寛文7年(1667)同8年の刻銘があり、この時期に寄進された物だそうです。
几号水準点は左柱を支える梅花型台石の正面(道路側)に刻まれています。
表面には多少のこすり傷はありますが、全体としては大きな損傷もなく残されていました。
標高は17.8m(内務省地理局雑報)。上辺8cm、底辺9cm、高さ10cmの台形に収まる大きさです。
見えている建物は宝物殿で、石畳の参道を行くと本殿です。途中左手に梅林があります。
(*)几号水準点とは明治初期に高低測量を行うために設けた基準となる測量点。 イギリス式の測量法に従って漢字の「不」に似た記号を不朽物に刻印したり、「不」を彫った標石を埋めて水準点とした。「不」の横棒が標高を示す位置。
イギリス式の測量法はその後ドイツ式測量法が採用されたため短期間(約10年)で終わった。
社務所・参集殿前の梅林の中には筆塚など幾つかの碑がありますが、その中に正面に「奇縁氷人石」と刻まれた石柱が建っていました。
右側面には「たつぬるかた」、左側面には「をしふるかた」と刻まれています。
これは江戸時代、嘉永三(1850)年に建てられた<迷子しらせ石標>だそうです。
迷子が出た時、子供の名前を書いた紙を右側に貼って知らせ、子供の情報を持った人は、子供の特徴を書いた紙を左に貼って知らせる、ということらしいです。
大勢の人で賑わった湯島天神、迷子が多かったことを窺わせる石柱です。
大きさは高さ=150cm、正面幅=30cm、横幅=20cmです。
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几号水準点その②ー江戸城天守台
(2023.02.04)
前回、市谷亀岡八幡宮境内にある水屋の水鉢台座に刻まれた几号(きごう)水準点を紹介しましたが、その第2弾として江戸城天守台石垣に刻まれた几号水準点を取り上げました。
場所は天守台の右側面石垣の最奥(北東隅)の石に刻まれていました。
石垣の肌に凹凸があるので几号が判
りづらいです。赤矢印をつけておきました。
サイズは10cm角に収まるほどの大きさです。
市谷亀岡八幡宮・水鉢台座の几号水準点は標高約28,7mと後の資料で判っているのですが、天守台の方の標高は分かりません。
皇居には他に大手門、田安門、桜田門などの石垣に几号が刻まれているようです。
竹橋詰の石垣にも几号水準点があるというので、立ち寄ってみました。
竹橋の近代美術館寄りの橋詰に竹橋御門の碑があります。
据えられたベンチの奥に石垣が残っていて、右端下の石の右側面下部に几号がありました。
地面すれすれで、誰かが土を除いてやっと見える位置に、草に隠れるようにして潜ん
でいました。
(*)几号水準点とは明治初期に高低測量を行うために設けた基準となる測量点。 イギリス式の測量法に従って漢字の「不」に似た記号を不朽物に刻印したり、「不」を彫った標石を埋めて水準点とした。「不」の横棒が標高を示す位置。
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西郷真央、米ツアーアジアシリーズに参戦
(2023.02.01)
ゴルフ開幕の季節まであと1ヶ月ばかりとなりました。
勝みなみ、西村優菜が米女子ツアーのQTをクリアしましたので、実質的な開幕シリーズとなるタイ、シンガポール、中国のアジアシリーズへの参戦状況を調べてみました。
驚いたのはシリーズ2戦目となる<HSBC WOMEN'S WORLD CHAMPIONSHIP(3.02-05)>のエントリー選手名の中に西郷真央の名前があったことです。
一番最初の招待枠の中にただ一人、西郷真央の名前がありました(02.01現在)。
昨年、米ツアー参戦後に、機会あればできるだけ挑戦してみたい、などの発言がありましたが、23年の開幕初戦から米ツアーを選ぶとは思いませんでした。
それも、日本ツアーの開幕戦<ダイキン・オーキッド>を欠場しての参加となります。
何せこの試合は西郷の初優勝の大会なので、この決断は米ツアーへの気持ちの強さが現れたものです。前年優勝者が欠場すると協会からペナルティーを課せられるのを承知の上で。
HSBC には前年のトップ80の資格で畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、渋野日向子がエントリーしていますが、勝みなみ、西村優菜は参戦できないようです。
第1戦の<HONDA LPGA THAILAND(2.23-26)>にはトップ80の資格で畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、渋野日向子がエントリーしていますが、QT5位の勝みなみはリザーブの下位に名前がありました。試合には出られそうにありません。
目を引いたのは招待枠で岩井千怜、明愛姉妹の名前がエントリーされていました。
第3戦の<Blue Bay LPGA(3.9-12)>にはトップ80で上原彩子とNos. 21-45 Q-SchoolでQT24位の西村優菜がエントリーしています。
この試合にはいわゆるランク上位の選手のエントリーが少ないので、西村にまでエントリー枠が降りてきたようです。
チャンスがある限り出場したいと言っていた西村の23年米ツアー第1戦となります。
勝みなみは3月末からの米本土に戻ってのツアーにエントリーしています。そこからが米ツアー参戦開始となります。
勝と異なり西村は前半戦、何試合くらい出場機会が持てるのか、数少ないチャンスを好成績で後半の出場機会に繋げられるのか、目を離せません。
勝みなみ、西村優菜の活躍が西郷真央の米ツアーへの挑戦意欲をますます高めることでしょう。
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水鉢台座の几号水準点
(2023.01.30)
写真は市谷亀岡八幡宮境内にある水屋の水鉢台座に刻まれた几号(きごう)水準点です。
几号は台座の左側面に刻まれています。
現在の水鉢は昭和26年に奉納されたものですが、元は宝暦7年に奉納された水鉢がセットになっていました。
説明書きによれば、明治8年頃、関八州大三角測量が行われた時に刻印されたものだそうです。
天保年間に発刊された「江戸名所図会」には現在と同じ位置に水屋が描かれており、明治20年の「東京実測図」には
標高約28,7mと記されており、現在とほとんど変わらないので、この水準点の位置が設置当初から移動していないことがわかるのだそうです。
元の水鉢は少し離れた稲荷社のそばに安置されており、左右の側面には奉納年、奉納者の名前が刻印されています。
現在は新しい水鉢と几号が刻印された台座がセットになって使われています。
水屋の左右中央で屋根を支える2本の柱の間からかろうじて見える位置に几号があります。
(*)几号水準点とは明治初期に高低測量を行うために設けた基準となる測量点。 イギリス式の測量法に従って漢字の「不」に似た記号を不朽物に刻印したり、「不」を彫った標石を埋めて水準点とした。「不」の横棒が標高を示す位置。
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略式ながら新年のご挨拶を
(2023.01.01)
近頃次第に気力が減退し、ついには昨年末には正月の準備は何もしないまま、新年を迎えることになりました。
というわけで、年始のご挨拶状も欠礼してしまいました。
略式ではありますが、ここにあらためてご挨拶申し上げます。
明けましておめでとうございます。
皆様には良い年をお迎えのことと思います。
お身体を大切に、この1年をお過ごしください。
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