『スカラブ号の夏休み』補完計画


2004.5.11 高橋 誠
現在の訳と訂正案対応する英語説明指摘者
口絵 [/くつろぐピクト人] [2] THE PICT AT HOME 口絵の題が省略されています。 #19868 HEARTYさん
[/ヘレンおばC.F.C.A PLUS 100. AIに
(これらの文字は認定された第一級のおばを示す。おばにもいろいろな種類があり、よいおばはおいやめいから認定されて、ナンシイとのペギイのおおおばのような認定されないおばと区別されなければならない。)]
[5]
TO
AUNT HELEN
C.F.C.A
PLUS 100. AI
(These letters mean Certified First Class Aunt. There are Aunts of all kinds, and all the good ones should be given certificates by their nephews and nieces to distinguish them from Uncertificated Aunts, like Nancy’s and Peggy’s G.A.)
献辞 #19889 駆逐艦
10 「そうよ。ほんとうにカブト虫なのよ。カブト虫の一種いつしゆね……何千年も前の甲虫こうちゆうなの。せいなる甲虫こうちゆうよ。エジプト[じんの話/のもの]よ。それが、あのふたりのあたらしいふねはたなのよ。」 13 ‘Well, it is a bug, really, a sort of bug... It’s a beetle thousands of years old. A sacre beetle. Egyptian. It’s the flag for their new boat.’ #20470 LMSさん
14 「出かけて、すっかりよくなってきてよ。人が見まちがえるほど、うんといい子になってる。そして、おかあさんがもどってきたら、うんとためといた無謀むぼうなこと[を/で]、ジムおじさん[からひきだしてつかう/をまいらせる]わよ。」 16 ‘You go off and get well. We’ll be so jolly good nobody’ll know us. And then, when you come back, we’ll have a lot of wildness store up, and we’ll fairly take it out of Uncle Jim.’ take it out of:〈人〉に仕返しをする。[2] #20470 LMSさん
21 「あなた、何かたべた? おひるは汽車の中でたべなさいって、おかあさんがいってたわ。」
「ぼくは、クルーえきでたべた。この汽車がはいってくるまで、三十[/七]分あったから。」
22-23 ‘Have you had anything to eat? Mother told me to have lunch in the train.’
‘I had mine at Crewe. I had thirty-seven minutes to wait before your train came in.’
#20136 LMSさん
47 ドロシアはじぶんの[感/勘]かんがあたったことを知った。 40 and Dorothea knew that her instinct had been right. 大石 宏泉さん
50 犬小屋いぬごや大丈夫だいじようぶよ。大おばは、おきやくさまのことをすこしも気がつかないから、おかあさんに文句もんくをいうたねが一つへるわ。[/そしてわたしたちが十日間、なんとか天使みたいにふるまえれば、文句をいう種は全然なくなるわけよ。]さ、いらっしゃい。」 42 They’ll be all right in the Dog’s Home. The G.A. won’t know anything about them so there’ll be one thing less for her to complain to Mother about. And if we can only manage to be angels for ten whole days she won’t have anything to complain about at all. Come on.’ #20492 LMSさん
54-55 渓流けいりゆうはどこをながれている?」ディックが、[まだ/]はしにぶつかっていないことに気づいてたずねた。
 「ほんの小川なのよ。」と、ペギイがいった。「道路どうろにうずめたかんをながれて、[この/ベックフットの]雑木林ぞうきばやしをぬけてアマゾン川にながれこんでいるのよ。」
46 ‘Where doen the beck go?’ asked Dick, remembering that he had seen no bridge.
‘It’s only a little one,’ said Peggy. ‘It goes through a pipe under the road and then through our coppice to the river.’
 ディックの質問は、渓流があるのならどこかで道路にぶつかるはずだが、ベックフットの周辺で橋を見たことがない。それで渓流がどこを流れているのか不思議に思ったわけですね。「まだ」は原文にないのでいらないかなあと思います。
 our coppiceとあるのは、今彼らが通っている「この」雑木林ではなく、ベックフットの敷地内にある雑木林です。(103頁の地図参照。「ベックフットの雑木林」と明記されています。)
#20492 LMSさん
57 くらいへやを小さなまどからのぞいても、あまりよく見えない。うすぐら[い小屋こや/さ]の中[をのぞいた小さな/に、わずかながら]ドロシア[の目にうつっ/が見ることのでき]たありさまは、あまりぱっとしないものだった 48 No one can see much when they look through a small window into a dark room, and what little Dorothea had been able to make out in the gloom had not been cheering. littleは「ドロシア」にかかるのではなく、「みることのできたもの」にかかるのではないでしょうか。 #16561 LMSさん
66 コックが、客用寝室きやくようしんしつのベッドをして位置いちをなおして[/(すくなくとも、そのようにきこえる音をたてて)]いるのがきこえた。[(すくなくとも、そのようにきこえる音をたてて)/]コックは、客用寝室きやくようしんしつを、だれにも歓迎かんげいされないおきやくのために、あたらしく大いそぎでととのえているところだった。 54 They could hear Cook pushing the spare-room bed about (at least that was what it sounded like) while she was hurriedly making it up anew for the unwelcome visitor. #20520 LMSさん
67 「何も見落みおとしはないわよ。」と、ナンシイがいった。「今までどおりの退屈たいくつなへやになってるわ。わたしたちがドットのために景気けいきのいいへやにしようと、あれだけのことをやった[あとだし/のに]ね。」 55 ‘There’s nothing amiss,’ said Nancy. ‘It’s the same dull room it always was. And after all the work we put into it, cheering it up for Dot.’ after: (allを伴って) …にもかかわらず[2] #20520 LMSさん
68 「すぐに、あのやかんは出してあげます。[たしかに、あれは、目に見えないところにおいた/たぶん、あのおふたりは、ここにいないほうが]ほうがいいですね。」 ‘I’ll get the kettle for them in a minute. Happen it will be better if they’re out of sight.’ happen:副詞,北部方言:perhaps, maybe, perchance.[3] #20520 LMSさん
「なんの花をつんできましょうか?」と、ドロシアがいった。
[猛毒もうどくのイヌホオズキ/ベラドンナ]がいちばんだと思うな。」と、ナンシイがいった。
56 deadly nightshade #9915 真田寛さん
71 「それで、みなさん、おちやはどうします?」[/午後遅く]ナンシイが両手りようてに一つずつリュックをつかんで、最後さいご荷上にあげのために家を出ようとしたとき、コックがいった。 58 ‘And what about your tea?’ she said late in the afternoon, as Nancy went off for the last time with a knapsack in each hand. #20520 LMSさん
72 二つのハンモックは、[十字に交差している/]大きな梁からぶらさげてあった。 59 The two hammocks had been slung under the big cross-beams. cross-beam:A beam placed across some part of a structure or mechanism; a transverse beam.[3]
 『ツバメ号の伝書バト』245頁も参照。
#20520 LMSさん
76 ふたりは、家のまわりをまわって、かべはひじょうにあついから、ちたいくつかの石のことは心配しんぱいする必要ひつようはないと判断はんだんした。屋根やねあなは、[よくつめてある小さなこけがふさいでくれる/少しこけをつめればふさげる]だろう。 62 They walked round it and decided that the wall was so thick that there was no need to worry about the few stones that had fallen from it. A little moss well pushed in would stop any holes in the roof.  この時点では屋根の穴はふさいでありません。
 「穴をふさげば、まあなんとか住めるでしょうねえ…」(85頁)
 「あの穴には、すこしこけをつめたほうがいいね。」(106頁)
 そして実際に穴をふさぐのは252頁です。
#20545 LMSさん
95 パイは、ふかい[長方形ちようほうけい/楕円形]さらにのせていてあり、かわがへこんでしまわないように、まん中にたまごたてがさかさにせてあった。 76 It had been baked in a deep oval dish, with an egg-cup upside down in the middle of it to keep the pastry from sagging down. #20545 LMSさん
98 『でも、マリアおばに知られちゃいけないのよ。[/おかあさんはあのふたりがここにいるのを知ってるの。おかあさんが招待したんだもの。でもマリアおばは知らないのよ。] 78 “but Aunt Maria mustn’t know. Mother knows they’re here. She invited them. But Aunt Maria doesn’t. #20545 LMSさん
『ミス・ターナーが、あの手紙はどうしたってきいたら、どうします?』と、わたしはいったよ。『[/あんたのいうとおりにしたら]わたしゃごたごたにまきこまれそうだな。』 78 “What if Miss Turner asks me what I’ve done with it? There’ll likely be trouble for me,” I says, “if I do as you say.” #20545 LMSさん
109 [にくのパイ/ステーキ・アンド・キドニーパイ] 84 steak and kidney pie #19396 駆逐艦
113 [からし/カスタード]をぬりたくってるわ 87 custard #5895 ラム酒さん
115 大おばは、あの男は危険きけん浮浪者ふろうしや[/だっていってたわ。]だから、どんなことがあっても、もうべックフットにこさせちゃいけない[っていった/]わ。 88 The G.A. said he was a dangerous tramp, so whatever happens he mustn’t come to Beckfoot now.  この時点で大おばさんは、ティモシイの存在を知りません。また、文の前半はいわゆる間接話法ですが,so以下はhappensもhe mustn’tも現在形ですからこれは大おばさんの発言内容ではないと取るのが自然です。 #20550 LMSさん
120 「なぜ、カラムきょうだい[をかえさな/が来るのをとめな]かったのかね?」 91 ‘Why didn’t you put the Callums off?’ put off:延期する、遅らせる、待たせる[2] #20550 LMSさん
146 ますますひくをかがめた。[/(改行)]
 ドロシアは、ディックのそばに
110 signalling with hand to Dorothea.
 She crouched beside him.
#20557 LMSさん
148 [一メートル五、六十センチ/一メートルたらず]の、くずれかかったひく石垣いしがきは、あちこちにすっかりくずれたところがあった。 111 It was a low tumbledown wall, only a few feet high, and here and there broken down altogether.  原文では「only」がついているから「a few feetしかない」ということになるが、一メートル五、六十センチ「しかない」低い石垣というのは不自然。
 「ドロシアは、石垣までいってのぞきこんだ。」(149頁)とあるが当時12,3歳と思われるドロシアが「一メートル五、六十センチの」石垣ごしにのぞきこめるとは思えない。
 したがって、a fewは「二、三」と解するのが自然です。
#20557 LMSさん
153 [にくのプディング/ステーキ・アンド・キドニーパイ] 115 steak and kidney pudding プディングとパイは同じものを表すようです。 #19396 駆逐艦
ドロシアは、[ジャムのびんがからっぽになっているのに気がついて/ジャムのあきびんを見つけ]、それに水を入れ、野生やせいのスイカズラを何本かさしてまどじきいの上においた。 Dorothea found her empty jam-jar, filled it with water, put some wild honeysuckle in it, and set it on the window sill.  Dorothea found her jam-jar emptyという語順ならば現行訳でいいのですが,原文の語順では「ドロシアはからっぽのジャムのびんを見つけた」としか読めません。 #20557 LMSさん
154 落着おちついて本を読みにかかった。[(改行)/]ディックがすでにおきて 110 settled down to work. Dorothea had not felt like #20560 LMSさん
155 「とにかく、[せば/]火は[る/ない]よ」と、ディックがいった。 117 ‘We couldn’t put the fire out anyhow,’ said Dick. #20560 LMSさん
167-168 ぼくたちがあたらしいふねをためすあいだ、ナンシイとペギイはじっと見まもっているだろうが、[ドロシア/ドット]が、ナンシイたちの考えるほど帆走理論はんそうりろんにあかるくないことを、ディックはよく知っていた。 126 Nancy and Peggy would be watching while they tried the new boat and he knew very well that Dot was not as clear about the theory of sailing as she might be. #20560 LMSさん
170 芝刈しばかりだ。」とディックがいった。「そんなばかな。[ナンシイが約束やくそくした/]今、あ[れで/のふたりに]しば[/らせ]るなんて[はずがないんだ/ひどすぎるよ]。 127 ‘Mowing machine,’ said Dick. ‘Oh, I say, she can’t be going to make them mow the lawn now. #15058 ミルクの森さん
185-186 マスをさぐりどりするのは、口でいうよりは時間がかかる。だから、三人が、渓流けいりゆうとアマゾン川との合流点ごうりゆうへもどって、つかまえたマスをならべたのは、その日もおそくなってからだった。[/十三匹あった。「小さいやつだよ。」と、ジャッキイがいった。「でもそれがいちばんうまいんだ。」][さっきから今までに/]ジャッキイ自身じしん[わずかに/]ひき[/以外の全部]、ディックは三ひき、ドロシアは二ひきつかまえていた。 140 Tickling trout takes longer than telling about it and it was late in the day when they came back to the place where the small beck ran into the Amazon river, and laid out the catch. There were thirteen. ‘Lisle yins,’ said Jacky, ‘but them’s the sweetest.’ Jacky himself had caught all but five, Dick had caught three, and Dorothea two. all but:以外はすべて[1] #20560 LMSさん
#20561 林芳隆さん
200 しばらくのあいだ、なにごともおこらなかった。[/すると、ふたりはオール受けでオールが動く音をきいた。]やがて、すぐちかくで、アヒルが大きな声でせっかちになくのがきこえた。 149 For some minutes nothing happened. Then they heard the noise of oars working in rowlocks. Then, close by, the loud impatient quacking of a duck. #20569 LMSさん
209 ナンシイは、すばやくまわりを見まわした。「ペギイ、あなた両方りようほうともちゃんと[つんできた/はめ込んだ]わね?」 155 ‘Sure you’ve got them both in, Peggy?’ 問題の箇所のすぐ後で、ペギイが「船尾にひざをついて、舵の二本の軸を同時につぼ金にはめ込もうとして」います。ナンシイのいっている「両方」というのは、舵の二本の軸ということになります。 #16612 LMSさん
225 今度こんどは、だれも手をかす人[は/が]いな[いんだ/かった]わね。」と、ドロシアがいった。 166 There was nobody to do any helping that time,’ said Dorothea. 過去形です。 #16049 LMSさん
238 [すぐ料理りようりできる/調理済の]チョップ二本。 176 and two chops, ready cooked. [2]によると、ready は過去分詞の前で用いられると「前もって、あらかじめ用意して」という意味になります。 #16619 LMSさん
249 手紙はなかったが、紙が一まいはいっていた。[(/]どくろとほねのぶっちがいはかいてなかった。ナンシイの字だが、大いそぎで書いたものだった。[)/]鉛筆えんぴつの字がすこし書いてあるだけだった。 183 No letter, but a scrap of paper. Nancy’s handwriting and done in a hurry. There was no skull and crossbones. There was nothing but a few pencilled words. #20569 LMSさん
262 「あなたたちは、何がおこったか知らないのよ。[/あなたたちに知らせられなかったの。]ひどい一日だったのよ。 193-194 ‘You don’t know what’s happened,’ said Nancy. ‘We couldn’t let you know. It’s been an awful day. #20569 LMSさん
265 小さい[吹管すいかん/るつぼ]二本。 195 Two small crucibles. #20569 LMSさん
271 ナンシイのからだは、小屋こやにいるあいだにすっかりかわいていたが、たちまちのうちに、はげしい雷雨らいうのため、またびしょぬれになってしまった。[/いやな雷。]一刻いつこくもむだにはできない。 199 She had dried in the hut, but the heavy thunder rain soaked her again in a moment. Bother that thunder. There was no time to lose. #20569 LMSさん
276 [にくのパイ/ステーキ・アンド・キドニーパイ] 203 steak-and-kidney pie #19396 駆逐艦
281 [/か、]懐中電灯かいちゆうでんとうの光を見せちゃだめ。」と、ドロシアがささやいた。あつい八月の夜なのに、をかちかちならしている。 206 ‘Don’t show your t-t-torch,’ whispered Dorothea, whose teeth were chattering, though it was a warm August night. 「あの、あの、どろぼうはつかまると思う?」と、ドロシアがたずねた。(194頁)
‘D-do you think they’ll catch the thief?’ asked Dorothea.(p.215)
#20569 LMSさん
282 小さな[吹管すいかん/るつぼ]も見つかった。 208 He found the little crucibles. #20569 LMSさん
283 それから、ようやく、めざ[ず/す]本が、 #564 Titmouseさん
298 砂利道じやりみちだな、とディックは思った。[/あそこが]だん[に足を入れ/で]なくてよかった。 218 Gravel path, thought Dick. Lucky it wasn’t a flower-bed.  書斎の窓の下は砂利道だったのでディックの足跡は残らなかったのですが,もしも窓の下が花壇だったとしたら足跡がついたはずです。ですからディックは窓の下が花壇でなくてよかったと胸をなでおろしているわけです。 #20576 LMSさん
299 ナンシイかペギイかが、[ぬけ出/秘密をもら]しただろうか? 219 Had Nancy or Peggy made a slip? slip:言い損ない[2] #20576 LMSさん
それとも、あのおまわりさんは警察署けいさつしよ電話でんわ[した/する]かしら? Or would he telephone to headquarters?  仮定のwouldが使われています。 #20576 LMSさん
302 と、ドロシアがいった。[/(改行)]
 ちょうどそのとき、屋形船やかたぶねがすこしむきをかえたの
221 said Dorothea.
 Just then,
#20576 LMSさん
316 ひざが[ラクダになってる/たるんだ]灰色のズボン。 231 Grey trousers, baggy at the knees. #20576 LMSさん
320 そしたら、大おばは、所得税しよとくぜいを払っていて、してもらえるのはこれだけのことか[、世情せじよう一般いつぱんにかなりぶっそうになっているのかってきい/っていって、事態はおおむね激しく興奮した状態になっ]たわ。 234 And the G.A. asked if that was all we got by paying income tax and generally things were pretty hot and lively. askedが文の最後までを含み、thingsを「世情」と取っています。しかしaskedの内容はandの前までで、後半は大おばさんがきいたことではなく、ナンシイの説明だと考えられます。つまりgenerally以下は、その時の様子をコメントしたものです。またthingsは「世情」ではなく、その場のベックフットでの「事態」ということでしょう。 #16674 LMSさん
338 コックのばあやは、いすのにもたれてうでをくみ、[すわりこみをやって/くつろいで]いたが、あたまがこくりこくりしはじめたときになって、客間きやくまのよびりんがなった。 246 Cook was leaning back in her chair, having a sit-down, with her hands crossed and her head already nodding, when the drawing-room bell rang.  sit-downには確かに抗議の手段としての「すわりこみ」という意味もありますが、ここではもちろんそういう意味ではありません。
 小学館『英和中辞典』にはイギリス英語として「くつろぎ(の時)」という意味がありました。
#20591 LMSさん
340 [/「問題は大伯母さんが口にする言葉ではない。問題なのは、大伯母さんの顔つきである」(]あの人が[ここにあるっていったん/あれこれいうってわけ]じゃないんだ。[ここにあるっていうような/ただ]かお[してたんだよ/つきなんだよ、問題は] 247 ‘It ain’t what she says. It’s how she looks.’ #9477 ミルクの森さん
341 [こりゃ、きっと/こんな時にかぎって、]タイヤがぺちゃんこ[になっちまうな/だ]。」ビリーはうなるようにいって、自転車じてんしやから空気入くうきいれをむしりとると、タイヤに空気くうきを入れた。 248 It would have tyres flat,’ he growled, tore the pump from it and pumped them up. wouldがイタリックで強調されているので、強い意志、主張、固執の意味の意味を表すのではないでしょうか。 #16012 LMSさん
341 肉屋にくやは心の中で、最初さいしよの三本ので、[/ダブル・トップ、]二十てん、六十てんと、[つづけてトップになっ/得点し]たじぶんの姿すがたをえがいていた。 248 In his mind’s eye, he saw himself score a double top, a twenty and a sixty with his first three darts.  double topはダートの点が2倍になる一番上の場所を示します。The Oxford Reference Dictionaryより。 #20603 LMSさん
343 [だれかのことを心配しんぱいしてるんだよ/このおばあさん、行った先でひと悶着ありそうだな] 249 Taking trouble to somebody #9477 ミルクの森さん
348 「でも、わたしの[めいむすめ/甥はよそへ出かけているんですよ。」と、ミス・ターナーがいった。 253 ‘But my nephew is away,’ said Miss Turner. #20591 LMSさん
354 そして、きのどくなコックは、破裂はれつしそうになるまで、がまんにがまんをかさねているわ。[あの人、/もう]やめるっていったんだから、[逃げ出していけないわけがわからない/思いっきりいってやったっていいじゃないかって思っている]のよ。 257 And poor old Cook’s holding in and holing in until she’s fit to bust. She’s given notice, so she doesn’t see why she shouldn’t let fly. #9503 ミルクの森さん
358 だが、今、鉱山こうざんの入口は、わった石の大きな山でかくされていた。[/その他にも比較的小さな石の山があちこちにできていた。]そして、石の山から山へ、よくふみかためた道ができていた。 260 But the entry was hidden now by huge piles of broken stones. Other smaller heaps of stone lay about. There were well-trodden paths from heap to heap.
「あら!」と、ナンシイがさけんだ。「かわらボブだわ。」探鉱者たんこうしやたちは、どっと谷間たにまにかけくだった。
 老人ろうじんは、[/戻れと押しとどめるように]手をふって[こたえて/]から、いった。「今は、はいれねえよ。ダイナマイトをしかけてきた。」
261 ‘Hullo!’ shouted Nancy, ‘there’s Slater Bob.’ The prospectors charged down into the Gulch.
The old man waved them back. ‘You can’t go in now,’ he said. ‘I’m firing.’
362 「そのとおり。」と、ティモシイがいった。「ジムが、区割くわりして番号ばんごうをつけたんだよ。ぼくたちがやってるのは、推定産銅量すいていさんどうりよう検査けんさなんだ。[/場所によってかなり違うんだよ。]だから、あたらしい鉱石試料こうせきしりようがほしいのさ。検査結果けんさけつかが二つ、ちょっとおかしいんだ。」 263 ‘That’s it,’ said Thimothy. ‘Jim numbered the sections, and what we’re doing is checking up on probable yield. The stuff varies a lot. That’s why I want fresh samples. Two of our results seem a bit queer.’ #20591 LMSさん
365 毛虫を用心ようじんしてつまみあげてはこの中に落とし、両手りようて地面じめんにこすりつけた。
[/「なんで、そんなことするの?」とナンシイが聞いた。] 「この毛なんだよ。」とディックがいった。「この毛にさわった手で、べつの手のこうやほおなんかにさわると、ものすごくかゆくなるんだよ。」
265 He took his box out of his knapsack, cut some heather with his knife and put it in, carefully lifted the caterpillar from the heather, dropped it in the box, and wiped his hands on the ground.
‘Why do you do that?’ said Nancy.
‘It’s the hairs,’ said Dick. ‘If you touch one...’
#9503 ミルクの森さん
370 「でも、どこへ行くつもりだったの[かね/]? どこへつれていったのか、ビリーは知ってるにちがいない[だろ/でしょ]。」 269 ‘But where was she going? Billy must know where he took her.’  原文には発言者が明示されておらず,訳者はこれをティモシイの発言と取ったのですが,会話の流れからしてナンシイの発言と取った方が自然だと思います。ティモシイの性格からして,まだこのあたりの早い段階で口をはさむとは考えにくいです。むしろ372頁の次の箇所で初めて口をきいたのだと考えた方がナンシイの反応ともぴったり繋がると思います。
「それで、きみはどうしたんだい?」と、ティモシイがしずかにたずねた。ドロシアは、ナンシイが奇妙な目つきでティモシイを見たのに気づいた。
#20591 LMSさん
372 [ちくしょう、あいつ、人をたっぷりばかにしやがって、でも、できるだけはやくたしかめ/ああ、あの人にまたこっぴどく言われるだろうなあ、でもどうせしかられるなら早いとこすまし]ちまったほうがいいと思ったんで、古自動車ふるじどうしやのむきをかえて、ここまでもどったんです。 270 I thought, by gum, she’ll give me a proper blacking, but best get it over soon as late, so I turned t’owd car round and brought it back. #10110 ミルクの森さん
374 「ペギイさんは、ベックフットからうごかないでくださいまし。」と、コックがいった。「ミス・ターナーがどうなさったかがわかるまで。ああ、[ミス・ターナーがいなく/こんなことに]なるなんてねえ[/、奥さまもいらっしゃらないっていうときに]。 271 ‘You don’t stir out of Beckfoot, Miss Peggy,’ said Cook. ‘Not till we know what’s gone with her. Eh, for this to happen, with the mistress away and all.
377 ほんとに、わたしゃ、あのかたがいらっしゃ[る前/ったそ]の日に、ここを出てったほうがよかったんです。 273 I’d have done better to walk out the day she come,
379 「でも、大おばは、りかえがいやなので、あのえきからはかえらないことは知ってたの。[/けっしてそうしないのよ。]ポーターのキャロッティじいさんにったら、三、四年お目にかかってないっていってたわ。」 274 ‘but I knew she’d never go from that station anyway, because of all the changes. She never does. We saw old Carrotty, the porter, and he said he hadn’t seen her for three or four years.’ #20591 LMSさん
391 ミス・ターナーっておばあさんね、あの人が[いなくなっちまった/自殺したんだ]って、かあちゃんがいってた。 281 There’s owd Miss Turner made away wi’ herself, that’s what my mother says. #14144 ミルクの森さん
408 いるかしらと考えていた。[/(改行)]
 ディックは、極力きよくりよくかじをぎゅっとにぎらずに
294 having a stretcher ready.
 Dick, doing his best to
#20606 LMSさん
410 「だれ[だかわかったわ、あの人/かいるっていうのは、わかってたのよ]。」と、ドロシアが小声でいった。 296 ‘I knew there was someone,’ whispered Dorothea. #15006 ミルクの森さん
418 ドロシアはまたふるえてしまった。[(改行)/]そこで、ディックの視線しせんをとらえて、 302 Dorothea trembled again. She caught Dick's eye #20606 LMSさん
431 その後の話のすすみぐあいをきめてしまった。[/(改行)]
 殊勲章しゆくんしようはい用者ようしや地区消防隊組織者ちくしようぼうたいそしきしや
312 set the tone for all that followed.
 Colonet Jolys, D.S.O., organizer of the district firefighter,
#20606 LMSさん
438 おまわりさん、あなたは、このうちにおし入ったとがのあるよくない男の風体ふうていを、わたしがもうしあげたことをおぼえていますね。あなた、しん[たくはないでしょうが、/ようとしませんでしたね。]今ここにいて、ほら、ジョリス中佐ちゆうさに話しかけていますよ。 317 Constable. You will remember that I described to you the disreputable fellow who was responsible for breaking into this house. You were unwilling to believe me. You will find him now, talking to Colonel Jolys. #20606 LMSさん
445 人声が高くなったが、[/車が帰っていく音はしなかった。
 「なぜ帰らないのかしら?」と、ドロシアがいった。
 人声がさらに高くなり、
それもぴたりととまった。
 「いったい何がおこってるのかしら?」と、ドロシアがいった。
323 The noise of talking grew louder. But there was no sound of cars moving off.
‘Why don’t they go?’ said Dorothea.
The noise of talking grew louder yet
and then came suddenly to an end.
 ‘What is happening?’ said Dorothea.
#20606 LMSさん
451 あのミス・ターナーが、らくらくとあの古いふねに一ばんとまっていたなんてねえ。こっちが[捜索そうさく/検死審問]や何か考えているときにねえ。 326-327 And to think of Miss Turner spending the night in yon old boat, as comfortabel as you please, with us thinking of inquests and all.’ inquests:検死査問(審問)[1] #20606 LMSさん

補完計画の頁へ戻る(x)