|
|
11.12.25.C5セダン1.6ターボ |
12ヶ月点検の代車として来て1週間ほど乗る機会がありました(なぜ12ヶ月点検に1週間も掛かったかは、また別の機会に)。一言で言うと全く別の車です。2代目C5は08年のデビュー以来、デザインに関しては殆ど変更がされてませんが(アクセサリーランプとしてLEDが追加されたことぐらい?)、機関部は、初期型がエンジンの排気量が2.0Lと3.0Lであったのに対して、マイチェン後は1.6ターボのみとなっています。ATも初期型2.0がフランス製4ATだったのに対してマイチェン後は日本製6ATとなっています。 現行C5は全幅が186センチも有る影響で、とにかくデカくて取り回しに気を遣う車という印象だったのですが、この1.6ターボは全くサイズが変わらないのに一回り小さくなったかのような軽快感を感じます。エンジンは2.0と比べると最初の一転がりに力を感じないので、少しアクセルを強く踏む必要が有りますが、そこでアクセルを踏むと言う意識付けが出来れば、後は6ATの変速パターンとターボのおかげで、2.0より力不足を感じることはありません。 むしろこの踏む気にさせるセッティングに慣れると、2.0の4速ATはなんとものんびりした感じで、このエンジンとATがデカい車に軽快感を与えているのは明らかです。さらに、足回りのセッティングも2.0と1.6では違うようで、2.0の場合、ハンドルを切っても戻りが遅い特性上、どうしてもお釣りを気にしてハンドル操作をしてしまいますが、1.6はスパッと頭が入り、そこからの戻りも自然で、キャスターアクションに任せておけば大丈夫な感じです。 乗り心地も、2.0がどんぶらこなら、1.6は猫足的心地よさです。低速では2.0よりショックをとんとんと伝えてきますが、2.0ほどの船に乗ったような揺れは有りませんから、多くの人々には1.6のセッティングの方が、好感を持たれるのではないでしょうか?イメージだけで簡単に言うと、1.6がXantiaなら2.0はXMという感じでしょうか? これらの特性は、エンジン軽くなったせいだと思っていたら、車両重量自体は2.0より1.6の方が20キロ重い不思議。エンジンの音質は1.6はディーゼルのような雑な音質で正直安っぽいですが、車自体の遮音が行き届いているので、気になって嫌になるほどじゃないです。 6速ATの変速パターンは、とにかくせわしない感じです(笑)。1速などほんの一瞬のみで、4速までは目まぐるしく変わっていきます。普通に加速していく場合は、変速に特に問題ないですが、加減速で、少し微妙な状態になると若干迷ってギクシャクする場面も無くは無いです。ただ上記したように、このATが運転する上での軽快感や、燃費の向上の源になっているのでしょうから、この程度のマイナス面は気にならないのではないでしょうか? またマニュアルモードでの節度感も、2.0と1.6では大きく違います。2.0ではぐにゅっとしていた節度感が、ドイツ車や日本車のようにコクッときまる気持ちよいモノに。もっともこのATは日本のアイシン製なので当然の仕上がりかも知れません。その他細かな点では、パワーウィンドースイッチなどの表面のゴム塗装をやめて、プラ本来の硬質な感じになってます。新車時の見栄えより、数年後にはげはげになってみすぼらしくなるのを防ぐ方を取った好判断で、VW等のドイツ車勢も見習って欲しいところです。 総じて、自動車評論家達が1.6ターボを絶賛するのが肯ける仕上がりでした。普通の車好きが、ハイドロシトロエンデビューとして選んで間違い有りません。他社の車とは違う快適性を感じつつ、他社の車との違和感もそんなに感じずにすむ、ベストな落としどころと言えるでしょう。ハイドロシトロエンは大概、フルモデルチェンジの当初が固くて、マイチェンでどんどん柔らかくなる傾向だったのに、現行C5は逆なのがちょっと不思議です。 でもね、ハイドロらしいふわふわどんぶらこは、うちの2.0の方が色濃くて好きなんですけどね(笑)。 |
11.10.26.C5セダン 2.0 |
と言うわけで、ようやく左ミラー鏡面が届きました。 明細を見ると注文日が9/24で、到着したのが10/18です。部品が無いとわかって発注掛けるまで2.3日有りましたから、実質きっちり3週間。やはりこれだけ掛かるので有れば、在庫としてそれなりの量を抱えていて欲しいところです。 取り付け作業自体は、壊れたミラーを外して、電源コードを付け替えてパコッとはめるのみなので、素人でも5分程度で交換できます。代金はパーツ代だけですが、見積もりよりやや高く5355円(消費税込み)でした。 |
11.10.13.C5セダン 2.0 |
家族が走行中に左ミラーを標識にぶつけて破損しました。 結構なスピードでぶつかったらしく、可倒式ミラーがボディ側に回転し、その遠心力で鏡面だけすっとんで、三角窓のピラーに激突しました。鏡面は電導ミラー操作用の為かミラー本体と電線でも繋がっているので、ピラー部を傷つけただけで、ボディには接触せず板金修理というような事態は避けられました。 ピラー部はともかく、鏡面は運転に差し障りが有るので早速部品注文を掛けてみたところ、左側ミラー国内在庫無しとのこと・・・え?こんな重要部品の在庫無し???こんなの10枚20枚在庫であっても場所も金額も(ちなみに鏡面だけで約4000円程度とのこと)たいした負担にならないでしょ?プジョーシトロエンジャポンしっかりしてくれよぉな感じです。 入荷まで2.3週間待ちと言う事で、他車のミラーを両面テープでくっつけてしのぐ日々です。
|
11.6.23.C5セダン 2.0 |
我が家では久々の新車になるC5。当然ピカピカなわけですが、年月と共にこの輝きは失われて行くものです。先代C5購入時には筆者の生活にも余裕が有ったため、洗車やワックス掛けは割合こまめにやっていました。ところが今回は、色々と日々の生活に追われなかなか時間も取れそうにありません。 そんな訳で人生初のコーティングを施工することにしました。ネットで色々と検索しましたが、結局何が良くて何が良くないのか全くわからず。撥水式が良いのか親水式が良いのか?ガラスが良いのかポリマーが良いのか?5年間大丈夫とか言ってるけど本当なのか?どれも良いような事をうたってるのですが・・・ 取りあえず最初の車検が来るまでの3年間ぐらいはピカピカでいたくて、その間の予算は10万円程度。そんな相談をいつものように田澤自動車さんでしたところ、「3年もつと言う高いのを掛けるより、多少安くても1年ごとに掛け直す方が良いんじゃない?」とのアドバイス。確かに効きが甘くても1年ごとに掛けて貰えば、取りあえずその都度輝きは回復するわけだから、効くのか効かないのか分からないモノに大金を投じるよりは、安心かなと考えました(本当に3年間もつのなら良いんですけどね)。 施工は田澤さんの所で紹介して貰ったカービューティーPRO系列のお店。チェーン店だと施工する人が毎回変わったりして心配(修行中の人とか)ですけど、このお店は一人でやっているお店らしいです。仕上がってみての効果の程は・・・いやピカピカですよ。でもそもそも新車でピカピカだったので、どれぐらい効いてるのか判断できません(笑)。取りあえず雨が降ったら水玉細かくてさーっと流れる感じなのと、鳥糞が簡単に取れるのとで、掛かってるのは確認しました。 |
11.4.29.C5セダン 2.0 |
Xantiaから先代C5にモデルチェンジしたときに、多くのシトロエンファンはサイズ拡大やデザインの方向性の違いを敬遠し乗り換えをしませんでした。ですが筆者は、確かにサイズは大きくなったモノの、信頼性の向上、道具としての使い勝手の良さ、そしてハイドロならではのフラットかつ心地良い乗り心地。全てを気に入り乗り替えに大変満足しました。対して今回のモデルチェンジ、名前はそのままC5ですが、車としてのコンセプトは大きく変わったように感じます。 モデルチェンジを企画した時期が丁度欧州バブルに当てはまり、衝突基準という免罪符を手に、大きく立派に見えること。そこにばかり視点が行ってしまっています。これはどのメーカーの車も同じで、本来小型車のフォーカスの全幅が1800ミリを越えてしまったり、C5とプラットフォームを共有するプジョー407も、406→407のモデルチェンジで同じように無駄な巨大化を果たしています。 このデザイン優先の巨大化は、室内空間に拡大したサイズが全く生かされてませんし、使い勝手などもモデルチェンジ前より不便になっています。これは正直肯定できる方向性とは言い難いです。そのデザインにしても、確かに全然格好悪くは有りません。明確にサイズアップしているのでその存在感はなかなかのモノで、田舎町では結構な注目度です。でも基本的プロポーションや、逆ぞりのリアウィンドーに若干シトロエンらしさは感じるモノの、全体の印象としてシトロエンらしい驚き、他と違う感はあまり感じられません。 先代C5がさほど成功作とは言えなかっただけに、シトロエンが2代目で目指した方向は頭では理解できます。サイズアップも他の欧州車を見ていれば想像がついたことですし、シトロエンとしての特殊性よりも、ドイツ車などに似たデザインで一般受けを狙い、カンパニーカー需要を獲得しようとしたことも。ただ方向性はそれでも、しっかりと工夫し煮詰めて開発すれば、室内空間は先代と同レベルはキープ出来たでしょうし、使い勝手もこんなに悪くなるはずがありません。このサイズ形でも、その辺りをしっかりと詰めていれば、誰もが納得する素晴らしい車が出来たはずなのです。欧州車は実用的と言われていたあの良さは、欧州バブルの前では全くかすんでしまっていました。 ただシトロエンも親会社のプジョーもこの失敗には気づいたようで、C5とプラットフォームを共有している407がモデルチェンジした508では、サイズこそまた大きくなっていますが、そのプロポーションを見る限り、キチンとしたセダンとしての本質を見つめ直した形に戻っています。またシトロエンも本来はC5の兄弟車になるはずだったDS5をC4ベースで作りダウンサイズをはかり、さらにコンセプトもグランツーリスモミニバンとでも言う、走りと室内空間を両立する方向性に変わっています。 C5の日本仕様自体も、マイチェンで1.6Lターボのみとなり、シトロエンのイスとしては残念な出来だった合皮とファブリックのシートをやめ、オールファブリックに変更されました。またお値段もようやく400万円を切る価格になり、若干お求めやすくなりました。どう考えても最初からこの仕様で出しとくべきで、誰かイスだけでも交換してくれないかなと切に思います(笑)。 と、かなり辛口に2代目C5のファーストインプレッションをまとめましたが、筆者はシトロエンバカなので、基本ハイドロで乗り心地が良ければそれでOKです。最優先項目がそれなので、他の点数が低くても我慢できます。前記したように格好悪くは無いわけですから、ドイツ車しか乗ったことが無いような人に、この独特な乗り心地を味わって欲しいとも思います。ドイツ車から乗り替えるのに抵抗のない形。それでいて乗り心地は抜群。お値段も同サイズで比べれば格安。このC5が売れて貰わないと困ります。 と言うのも、このC5には欧州でハイドロでない金属バネ仕様も準備されています。C6もディーゼル専用車となってしまいました。DS5は前記したようにC4ベースになった為ハイドロではなくなってしまいました。このままではシトロエンはハイドロをやめてしまうのでは?そんな不安を感じてしまいます。ハイドロで乗り心地が良い車が作られ続けるためなら、このドイツ車風のデザインでも構いません。とにかくC5が売れて貰わないと本当に困るんです(笑)。 |
11.4.26.C5セダン 2.0 |
ではそろそろ運転しての話しに移ります。納車時に最も印象的だったのはやはりその乗り心地。自分で所有したことが有るハイドロ車は、Xantiaボンネットへへの初期型、C5前期型なので、どちらも5千〜1万キロ乗ってハイドロ本来の味が出るという感じで、この点を理解していない自動車雑誌では、よく今度のモデルはハイドロの良さが薄くなったなどと書かれていて悔しい思いをしていました。ところが2代目C5は最初っからふわふわなので、雑誌でもその乗り心地にノックアウトされる人が続出な感じです(笑)。 ただこのふわふわさと、大きく太いタイヤがミスマッチなのは明らか。ハイドロのレベルが高いので、それなりにこのタイヤを履きこなしていますが、舗装の修復を繰り返した道や、首都高の目地段差ではダンダンとショックが伝わってきます。もう少し細い日本製のタイヤであれば、ふわふわなハイドロの乗り心地とよりマッチするだろうと思えます。 前記したように、ハイドロと言ってもそんなにふわふわでない仕様ばかり16年乗り継いだ筆者としては、正直この最初からふわふわな2代目C5には困惑もしました。試乗時にはふわふわさにばかり目が行き細かな点には気がつかなかったのですが、このふわふわさは結構運転に気を遣います。筆者は同乗者が居る場合は、なるべく姿勢変化の少ないスムーズな運転を心かげているのですが、今までより以上に揺れというモノに神経を使います。 加減速時の動きは当然ですが、特に気を遣うのは交差点などを曲がる際のハンドル捌きです。今までのハイドロ車でも、大きめや急にハンドルを切れば、ハイドロ車らしいぐらっとした動きは生まれていましたが、この2代目C5ではその動きは非常に大きなモノに感じます。また意外なほどハンドルの戻りが悪く、セルフセンタリングを長く採用していたメーカーとは思えないほどキャスターアクションが弱いです。これらのことからスムーズな運転をするには送りハンドルの方が良いのでは?と思わされたりします。 ふわふわなハイドロの乗り心地も、乗り物が好きな人には大変快適などんぶらこな動きなのですが、筆者が以前所有したハイドロ車とは違い、どんな小さな路面の凹凸にも過敏なほど反応してどんぶらするので、乗り物に弱い人には苦手な動きに感じるかも知れません。少なくとも町中〜幹線道路程度の速度域では、フラット感で、先代C5やXantiaより劣ると思います。もちろんハイドラクティブですので、ハイドロの設定をハード側にすれば、どんぶらこ感は軽減され、先代C5に近い乗り心地にもなります。ただこうすると前記したタイヤのネガも強調されてしまうので、どちらを選ぶかは悩みどころです。 ATは残念ながら2L在庫車を購入してますので、昔ながらのAL4、4速ATです。ATの制御自体は大変巧みで、先代C5にあったような大きな変速ショック(コンピーターのリセットで解消)は有りません。たまに2→1に落ちる際に軽微なショックが有りますが、これも本当に軽微なものですし出ない時の方が多いです。また4速に入るタイミングも60キロ前後で入り、以前のように70キロまでは絶対に入らないというような頑なさが無くなり、総じて不満のないATで、先代C5のようにマニュアルモードを使用する事も無いかなと考えていました。 ところが、燃費が悪いんですよね・・・先代より大きく重くなってるのに、エンジンは同じ2Lなのですから当然なんですが、先代がリッター8キロ(市街地中心、AT/Mモード使用)は走っていたのに対して、AT任せにしているとリッター7キロ(市街地中心)を絶対に越えないんです。さすがにこのご時世にリッター6キロ台は納得いかないので、渋々マニュアルモードを使うようになりました。マニュアルモードで積極的に上の段を使う変速をすると、リッター7.5キロ程度はキープ出来る感じです。 ただ先代C5に比べて、AT/Mモードの操作性は劣る感じです。先代がスコスココキコキ快適に変速出来ていたのに対して、シフトの感触が良く言えばやわらか悪く言えばぐんにゃりで、手応えはもう一つです。さらに右ハンドル仕様のせいか、ダウンシフトの時の反応が悪く、明らかにコクッと下げているのに、変速しないことがままあります。基本左ハンドルベースの設計でしょうから、左側に運転手が座り、右手で若干手前に引き気味に(車体中央から左寄りに引く感じ)操作する事を考えてセッティングしてあるはずです。これが右ハンドルで運転すると、左手で同じように若干手前に引く感じに(車体中央から右寄りに引く感じ)なってしまい逆の動きになるのですから、AT周りの仕様が変更されていないとしたら、この辺りが反応の鈍さに繋がってるのでは?と思います。 つづく。 |
11.4.23.C5セダン 2.0 |
つーわけで、年末に駆け込み納車された2代目C5ですが、先日ようやく高速(と言っても首都高ですが)に乗る機会もありましたので、ここまでの印象をつらつらとあげていきます。 まず納車当初一番違和感を感じた、合皮とファブリック、両方の良さを全く引き出してないイスですが、色々着座姿勢を調整して妥協点を見つけると同時に体の方が慣れました(笑)。それまでの先代C5がそのミニバン的プロポーションで、シートポジションも比較的立ち気味に合わせると都合が良かったのに対して、2代目C5でその座り方をすると、ランバーサポートは変な位置に有るは、合皮のヒザ裏はパンッと固すぎて馴染まないわで、ちょっと乗ってるだけで腰が痛くなって大変でした。 2代目C5は昔の国産4ドアHT的プロポーションなので、背もたれを寝かせ気味にセットして、背中と腰、尻、全面で体を支えるようにすると、腰が痛くなりにくいようですが、今度はそのシートポジションと狭い視界、デカいボディで取り回しに四苦八苦しました。上記したように、先代C5はセダン(ハッチバックですが)で有りながら、その当時欧州で流行になりつつあったミニバン的プロポーションを採用していましたので、背も高ければ、室内空間にも余裕があり、視界もピラーの太さは別として至極良好だったわけです。 ところが2代目C5はベンツCLSのヒットを横目で見たのか、背が低くキャビンが小さく見えるプロポーション。視界ははっきりと狭く悪くなってますし、車に乗り込む際にも4ドアHT全盛期の国産車に乗り込むような、頭をかがめながらくの字な姿勢で潜りこまなければいけません(一応降車時にシートは後方に移動するのですが)。ちなみに全高は先代比10ミリしか低くなってないので、見た目の印象ほど車高の低い車では無いのですが、室内高はどーんと先代比40ミリも低くなってしまってるので、そりゃ狭く感じるはずです。 この視界に寝かした着座姿勢、さらにボディが先代より2周りほど大きいので(全長4620→4795、全幅1770→1860)取り回しには慣れを要しました。筆者は車幅感覚には割合自信が有るので、問題だったのは今時バカみたいなロングノーズなフロント部分です。元々シトロエンはフロントオーバーハングが長く、リアオーバーハングが短いプロポーションですが、この車のフロントは酷いです。ラジエターから前、50センチ程度全くなんにも無い空間が広がっているんですから(笑)。 室内の悪い話しが続きます。先代C5は各所に小物入れが有りました。ドリンクホルダーが全く使えない形だったのはともかくとして、運転席右側に1.5Lのペットボトルが入りそうな広大なモノ入れが有るのを筆頭に、どれもそこそこ実用的なスペースでした。ところが2代目はサイズがこれだけ大きくなったにも関わらず、小物入れはどれも実用的で無く使えません。オーディオ下のスペースで顕著ですが、根本的に奥行きが足りずモノがしっかり収まりません。全長、ホイールベースが伸びた分はどこにいってるのだ?と言う感じです。つーか何より今時ドリンクホルダーが無い奇跡(笑)。結局運転席右側の、先代では1.5Lペットが入ったスペースが500mlペットに最適なサイズなので、ここをドリンクホルダー代わりに使っています。 思えばC5の前身のXantiaもグローブボックスを筆頭に小物入れがダメな車でした。あの車もドリンクホルダーは無い(時代的に仕方ないかも知れませんが)、地図を入れる場所もドアポケットに深さが無くてダメと、今回の2代目C5と全く同じでした。本当振り幅が極端というか、モデルチェンジ毎に正常進化出来ないもんですかね?(笑) さらに細かな使い勝手の問題を上げていくと、ハザードスイッチが助手席前に有って遠いです。確か欧州では、緊急時に助手席から押せる位置にハザードスイッチが無いといけないとか言う法律?が有るらしいので、その影響かも知れませんが、運転席からは視線移動も大きくてちょっと危険です。同様に時計もナビの左上端に小さくあるだけですので、この確認もしづらいです。 ウィンカーは軽く触れるとその方向に3度だけ出て戻さなくて良いようになっています。これは車線変更時には有効かも知れませんが、何かの拍子でちょっと触れただけでも作動してしまい、さらにキャンセルの方法が無いので、周りの車に迷惑が掛かります。せめて出した方と逆に触れればキャンセルになるようにして欲しいです。 あとこれは年度モデルによって違うようですが、純正装着されているオーディオデッキの使い勝手が最悪です。デザイン優先で、ボタンの数を減らそうとしてるんでしょうけど、全く直感的に操作できません。どうしてラジオのチャンネルスイッチを5.6個並べるのが嫌なのか?オーディオメーカーのバカデザイナーの頭の中をのぞいてみたいです。 つづく。 |
11.1.1.C5セダン 2.0 |
つーわけでC5が入れ替わりました。 400万オーバーと言う価格設定で絶対に新車で購入することはかなわないと思ってましたが、マイチェン前の2.0モデル最後の1台、年度末(外資なので)12月登録必須と言う状況で、とんでもないウルトラCが出ましたので購入しました。 取りあえず乗り心地フワフワ。タイヤ太くて固くてげんなり、室内(本当の)小物入れしかなくて飲み物、車検証置く所ナシ、合皮とファブリックのセパレートシート、ビニール部分固くて最悪、デカさ際だつ全幅。と、乗り心地以外はちょい不満点多数です(泣笑)。 |
10.11.18.C5 2.0セダン |
またちょっとボロくなった話。 取りあえず走るのには困らないうちのC5なんですが、半年以上前からなんだか乗っていって不愉快に思う時があります。何が不愉快なんだろうと注意して運転していると。良路を流している時はキレイに動く足回りが、ちょっとでも道が悪くなって段差が出てくると、ドタドタして気持ちよく無い。元々ハイドロシトロエンって低速は得意でないからなとか、うちのC5のタイヤは残りミゾが限界に達しつつ有るので、それが原因か?とも考えたんですが、乗っていると左前輪の方から、特にポコポコ音がします。 そんなわけで、いつもお世話になっている田澤自動車に見て頂く事に。試乗して貰った結果、原因として考えられるのは2点。サスの取り付け部にあるゴム部品が朽ちて駄目になり、サスが安定していない。もう一つはサスのロッドのようなモノを繋いでいるボールジョイントにガタが有る。このうち、一つ目の症状を放っていると、Xantiaに良くあるサスがボンネットを突き上げる、なんでリコールにならないんだアレ?な事態になる可能性が有るとのこと。 現にC5でも1台だけその症状が出た車が有ったらしくガクブル。さすがにそれは嫌なので、C5を持ち上げて下からチェックして貰いました。その結果、うちのC5の症状は二つ目のボールジョイントのガタが原因とのこと。今すぐ急にどうこうなるわけでもないらしいので、取りあえず来年の車検までに対応を検討(直すのか手放すのか)する事にしました。 |
10.7.22.C5 2.0セダン |
オイル交換。 馴染みの近所の修理工場で実施。ただここでやると上抜きのせいか、毎回交換オイル量が少ないんだよなぁ? あとATオイルの件ですけど、取りあえず今のところ不具合は出てません。ただショック自体は、交換前よりは収まったモノの、好調時に比べればまだ出ている感じ。結局コンピーターリセットが正解なんでしょうか? |
10.6.9.C3 |
初代末期はシトロエンジャポンの都合で輸入が途絶えていたC3が、2代目になり、兄弟車のDS3共々日本に導入されました。先代は2CVをモチーフにしたデザインで、ヨーロッパでは好評だったようですが、日本に関しては、輸入が打ち切られるぐらいですから、それほど人気のあったモデルでは無かったかと思います。 個人的にも、ビートルやミニ、フィアット500ほど、自社の名車を現代風に上手く翻訳できているとは思えませんでしたし、丁度欧州車の内装のクオリティがぐんと上がる時期に、プラッチック全開の質感で出遅れた感が有ったのも痛かったと思います。 さてそんな新型C3。欧州で発表されて以来、楽しみで仕方有りませんでした。と言うのもC4ピカソで導入されたゼニスウィンドーを大衆車クラスでも採用したからです。昔からサンルーフは後席の特権で運転席にはさほど恩恵がなく嫌いでした。どんなに大きな開口部をうたっているモノでも、運転席でその良さを感じるには上を向くしかなく、当然走行中にその開放感にひたるわけにはいきません。 それをコペルニクス的発想の転換で、前席にこそ最大の恩恵がある、素晴らしい開放感のウィンドーに仕上げたのですから。これを思いついたシトロエンのデザイナー、実現させた技術者、ガラスメーカーには頭が下がります。そんなわけで大きな期待と共に、ショールームに行ってきました。 ショールームに鎮座していたのは上級グレードのエクスクルーシブ。試乗車として準備されていたのはベーシックグレード。と言っても外観に関しては両車で相違点はほとんど無い模様。先代C3の雰囲気は残しつつ、それでいてファンシー控えめ、かつ高級感アップの仕上がり。本国の仕様がどうなっているのか解りませんが、大衆車にも関わらず、各所にメッキモールが採用されていて、それがイヤミではなく良いモノ感に繋がっています。 先代のC3が日本でそれほど受け入れられなかったのは、成功しているミニやフィアット500を見ても解るように、素人がパッと見ても解る「良いモノ感」。これが足りなかったためでしょううから、新型C3の国産大衆車とは明らかに違うその佇まいは、十分に合格点な仕上がりだと思います。 中に入ってみてもその印象は変わりません。兄弟車でありながら上級車種でもあるDS3とインパネ周りはほとんど共有。C3側からすればこの仕上がりは十分ですが、スペシャリティカーのDS3がC3と同じ仕上がりでは、色を選べるとは言え価格の上乗せ分が説明できないのではないでしょうか?ただ外観では差がなかった、ベーシックグレードとエクスクルーシブとの差が内装には若干あります。 一番目につくインバネの加飾パネルが、エクスクルーシブはDS3と同じく光沢のある仕上げ。対してベーシックグレードはマットシルバーと、聞いた印象としては良いのですが、実際は初期型C5のような、やる気ない銀色吹きっぱなしの安っぽい仕上げ。新型C3で唯一残念な質感の部分と言えるでしょう。 逆にベーシックグレードの方が良い点としては、バックミラーが自動防眩ではなくなるのでその配線がウィンドーを通りません。その為ゼニスウィンドーを妨げるモノはバックミラー基部のみとなり、開放感に関してはベーシックグレードの方が上です。 では試乗した印象です。時間は幹線道路主体で渋滞に巻き込まれつつも30分弱。ディーラーのセールスが乗らない形でしたので、色々試せました。まず一番の印象としては、とても静かです。この辺りも国産大衆車とは違う、いやポロ辺りとも違うセールスポイントになるのではないでしょうか?アクセルを踏み込んでいって、エンジンを廻し気味にすると多少音が高まりますが、それにしても当日乗っていった、クラスとしてはかなり上の旧型C5より静かなのには感心しました。 車内が静かなので、乗り心地の良さも際だちます。数年前まで、シトロエンはハイドロのモデルにしても、サスの取り付け剛性感が低くて足回りからの低級音がするモノが多かったったです。この音のせいで、実際は乗員にさほどショックが伝わっていなくても、乗り心地が悪く思われたりしたのですが(だからオーディオを鳴らしたり、雨音が激しい雨の日は、逆に乗り心地が良く思えます)その類の音も全くせず、多くの非シトロエンユーザーが雑誌記事から想像する、シトロエンらしい柔らかでフラットな乗り心地が再現できています。 BMWミニと基本的に共通な1.6Lエンジンは、当然というかシトロエンっぽくない仕上がりです。アクセルを踏んでいくと気持ちよく回っていき、実用エンジンの重さみたいなモノは有りません。ATのセッティングも、踏み始めにぐいっと出る、マツダ辺りの国産車っぽい感じで、今までシトロエンに乗り慣れた人には多少違和感があるのではないでしょうか? と、試乗した印象も好印象で、少なくとも車としての仕上がりに文句を付けるような点はありません。残念な点の多くはすべて「設定」に関してのモノです。このサイズの車に今時1.6Lエンジン4ATと言うのは少し時代遅れでは無いのか?とか、そのせいでVWの1.2Lターボ7ATとかと比べると燃費が大きく劣るのではないか?とか、そう言うことを考えると209万円からと言うのも若干高いのではないか?とか・・・ とは言え、C5が400万円オーバー、つい最近発表された次期型C4がアウディコンプレックス丸出しな残念なデザイン。となると現状誰にでも勧められるシトロエンはこのC3と言うことになります。マーチフィットクラスだと思うと高いかも知れませんが、1.6L輸入車と考えるとギリ納得出来る価格。車としての仕上がりは文句ないので、燃費とか気にしない人であれば、本当にお勧めの一台です。 |
10.5.29.C5 2.0セダン |
ATオイル交換。 うちのC5は新車購入以来、げしげしATマニュアルモードを使用しています。現在まで約6万キロ、初期のATリセットをして以来、特に大きな問題もなく過ごしてきていました。しかし最近、マニュアルモードで使用していても、通常ATとして使用していてもたまに停止直前の2→1への変速ショックが大きい時が出て来ました。 うちのC5のATはそんな過酷な使用状況にも関わらず、今まで一度もATオイルを替えたことが有りません。長い間ATオイルを替えていないと、新しいサラサラのATオイルになった途端、AT内部にたまった汚れなどが流出して、ATを壊す。なんて言う話も当然知ってはいたのですが、このまま放っておいてもいずれ症状は進むだけでしょうから、一か八かATオイルを交換してみることにしました。 作業自体はいつもの田澤自動車。C5のATオイルは、車を前傾させて上げないと出きらないらしく、通常のガソリンスタンドの方法では、全部交換出来ないとのこと。今回の交換に要したオイルは全部で7L。工賃含めた代金は32500円。肝心の施行後の状態はと言うと、取りあえず2→1の変則ショックは今のところ出ていません。で、同じく取りあえず、ATも壊れずに走ってます。 つーかどれだけ走ったら、ATオイル交換安心して良いんでしょ? |
10.4.7.C5 2.0セダン |
ナビ、ガーミンnuvi205W購入。 基本的に毎年車を買い換えるような人なので、その度毎に取り付け工賃を取られるのは嫌で、ナビ導入には非常に後ろ向きでした。ナビ使ってると絶対に道を覚えなくなりますし。ところが俗に言うPNDがほんの数万円で手に入るようになり、それでいてそこそこ使えると言う話がよく耳にはいるようになりました。 モノは試しと色々調べてみると、なるほど3万円弱で手に入る機種もあるようです。そしてGPSだけでも一応使い物になるらしいです。PNDで有れば、車を買い換えても載せ替えの手間が有りませんから、購入を躊躇する要因は有りません。なので今更ながらのナビデビューです。 http://www.iiyo.net/products/nuvi205W/ 国産品と比べて結構クセのある機種/メーカーらしいですが、ナビバージンなので全然気になりません。また色々付いてない機能も有るらしいのですが、テレビが見れたり、渋滞情報が手に入ったりと言うのは、今までのナビ無し生活の時も関係ない話だったので、こちらも全く気になりません。基本、出先で道さえ解って駐車場探せればそれで良いので。 不満点は2点。一つは日本語入力検索が苦手。電話番号検索やジャンル検索などではサクサク出てくるのですが、施設名などを入力してもまず出て来ません(使い方が悪いのか?)。でもナビを使う時は「さあ出かけるぞ」と言う時なので、家でしっかり目的地検索して、電話番号を調べてから行くのでそれほど不便は感じてませんが。 もうひとつは、GPSだけなので上を覆われると使い物にならない事。首都高下の道路とか、外環の下道とかでは全く使えません。ただこれはC5のフロントガラスが悪さをしているようです。C5等フランス車のフロントガラスが電波を通さないと言うのは有名で、ETCやレーダーはバックミラー近辺の網点部分にしか着けられません。当然PND検討時にもこれは気になってました。 ネットで検索したところ、C5の電波を通さないフロントガラスでもガーミンは使えると言う話でした。ソニーなどの国産品では使えないと言う話でしたので、それがガーミンを選んだ理由でもあったのです。実際取り付けてみると、上を覆われていない状況では普通に使えていますので、ネット上で拾った情報は間違いではなかったのですが・・・ ところが先日別の、電波を通すフロントガラスのプントに搭載してみたところ、C5搭載時より遙かに地図上を移動する精度が高いことに気づきました。また上も外環下道のように完全に覆われてしまって、トンネルのようになると厳しいですが、首都高下のように、若干上が開けているような状況ではそこそこ使い物になります。トンネルなどで自車位置を見失った後の再検索でも、C5は自車位置を発見するのに時間が掛かりますが、プントは早々と発見し再検索に入れます。 と言うわけで多少難点も有りますが、当方がナビに求めるモノは大体クリア出来てますので、それほど大きな問題では有りません。ナビが有るおかげでフットワークも軽くなりましたし、良い買い物だったと思います。 |
10.3.15.C5 2.0セダン |
12ヶ月点検。 今回の点検と同時に手を入れたところは、助手席後ろ窓落ちの修理、Fブレーキローター交換、スパークプラグ交換、ポーレンフィルター交換。そろそろ6万キロですが、また今回もベルト類はスルーで、ちょっとドキドキ。プラグは冬の間、何度か始動性が悪かったりしたのと、新車購入以来変えていないのでそろそろと言う感じ。 点検代など含めて全部で15万弱。直さなくても良かった窓の修理を抜くと85000円程度。 |
10.2.16.C5 2.0セダン |
ちょっとずつボロくなってきた話。 遂にうちのC5も、シトロエン、フランス車、いや欧州車に乗る時に避けては通れない「窓落ち」してしまいました。場所は助手席側の後席、下ろして上げたら「バキッ」っと。Xantiaでもメガーヌでも聞いたあの音です(笑)。それ以来うんともすんともで、窓は下がらなくなってしまいました。助手席側後席の窓なんて開かなくてもそんなに困りませんから、多分このまま放置プレイな感じがします。 C5はワンタッチオートで窓を下げると、一番下まで下がらずに5ミリぐらい残して下がります。そこからもう一度押して、初めて全開になるわけですが、これは欧州車の窓落ち予防で良く言われる「窓を全開にしない」を、メーカー側が対応して、モーターに負担を掛けないようにしてくれてるのだと思ってたんですけど、効果有りませんでしたね(笑)。 続いて、リアハッチのダンパーが経たってきました。今までの感覚でハッチを開けて荷物を取ろうとすると、頭の上にハッチがあって「ゴン」となる事が何度か。上がり方が渋くて上がりきらなくてぶつかるのか、一度上がったモノがダンパーの支える力が弱くて下がってきちゃってぶつかるのか、試しに上げ下げしてる時は症状出なかったりするので、まだ判断出来てません。 さすがにもうじき丸8年。微妙に劣化が始まってきましたかね? |
99年のシトロエン日記へ(Xantiaエアコンフィルターの交換の仕方有り)
00年のシトロエン日記へ(Xantiaフォグランプの交換の仕方有り)
05年のシトロエン日記へ(C5バッテリーの交換の仕方有り)