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第7章 どっちだろう?

 NIFTY-ServeのFSHIPでLMSさんが発表された『シロクマ号となぞの鳥』(1964.5.30第2刷)とアーサー・ランサム全集第12巻『シロクマ号となぞの鳥』(1999.6.7第19刷)を元に、次の比較一覧にまとめたものです。  英語版への参照にはPuffin BooksのGreat Northern?, impression of 1973を使いました。
 修正の表記については、真鵺道によりました。
2001. 3.14 高橋誠
変更 内容 英語表記
内容
114 115 [険/検]たんけんかたちの冒険ぼうけん物語ものがたりは、[全然ぜんぜん/ぜんぜん]人気をよばなかった。 93
フリント船長せんちようと四人の掃除そうじがか[/り][り/]は、
[かれ/かれ]らは充実じゆうじつした仕事しごと
みちたりた気もちでさかんに[/た]べている今、
少しも興味きようみ[/も]たなかった。
危機きき[発/髪]いつぱつの時ぴたりととまった
無人むじん[たに/]に、かくれた見張みはりりがいるというかんじを[/も]ったいきさつを、
ききなれない[言葉ことば/ことば]でどなりながら、
115 116 シカとおなじようにそっと[あと/あと]をつけられたのよ。
「どんな種類しゆるいのアビだ[ね。/い?] 94
116 117 「サンドイッチを[/た]わすれたでしょ。」
「ぼくらに見えないように[ふ/]せながら、
117 118 [み/見]たいものはだれでも見られるように、 95
テーブルの[/む]こうはしには、ディックが鳥の本を[/も]ってすわっていた。
ドロシアはいつものようにノートを[/も]って[帆柱ほばしら/マスト]のすみにおさまり、
しかし、そのあたま[くび/くび][</「]大オオハム[>/」]と書いてある
119 [おな/おな]じページにオオハムの説明せつめいがあった。
118 大オオハムの[方/ほう]がオオハムより大きいことには、 96
二つの[おな/おな]じ鳥であることを確信かくしんした。
それから、[今度こんど/こんど]ではなく説明せつめいに目をうつし、[</「]外国がいこくを作る[>/」]という文を読んだ。
ディックには[ひと/]こともきこえなかった。
「そして、せん[てい/たい]掃除そうじもしたわ。」
「しかし、そのためにずいぶん時間[じかん/]をくってるんだ。」
120 わしは、この海峡かいきようで、[/む]かい風をうけたり、
119 港にはいって、ロジャと[エンジン/機関きかん]のためにガソリンを[ひと/一]かんか[ふた/二]かんわなくちゃだめだよ。
もうほとんど[つか/使つか]いつくしたからな。
ここじゃなく[/、]みなとにはいっていれば、
「朝は、何時[ごろ/ころ]出航しゆつこうするの?」
もう一キロ[はん/]すすむくらいしかないだろう。
[だいじょうぶ/大丈夫だいじょうぶ]よ。
すぐに本土に[/む]けてをあげるのよ。 97
ぜんぜん時間[じかん/]をむだにしなくてすむわ。」
「そりゃ[エンジン/機関きかん]があったからだよ。」
[エンジン/機関きかん]がなかったら、二ともうごけなかったよ。」
120 121 いつ[エンジン/機関きかん]が、それもぜったいに
[ディック/ディック]、おい!」 ‘Hey, dick!’ said Roger.
[にいさん/あなた]が見たい見たいっていってた鳥でしょ?」
121 122 わからないのは、ほかの二なんだ[よ/]
手帳てちようをテーブルの[/む]こうがわへおしやった。 98
「このをかいた時、本は[/、も]っていたの?」
下手しもてみずうみに一つがいのオオハム[/。]
大オオハムという[じ/][か/書]きくわえられ、
その[上/うえ]、ページ[一面いちめん/いちめん]疑問符ぎもんふ[か/書]いてあった。
どれもこれも[おな/おな]じように見えるわ。」
122 123 こういう疑問ぎもんがディックにとってどんなに[大切たいせつ/たいせつ]かということを、 99
[険/検]たんけんか冒険物語ぼうけんものがたりがばかにされても、
[険/検]たんけんかなどすこしも気にしていなかった
「一エジプトで[ほ/]ったおはかが、
123 124 あとは本土までシロクマごうを走らせて[ち/][/ち]ぬし]にかえすだけだとは[知/わか]っていた。
博物館はくぶつかん[/、]くわしい人がひとりいるんだよ。」
ほら、この本には[全然ぜんぜん/ぜんぜん]書いてないけど、
鳥は[根/]はねがぬけかわるだろ。
すっかりちがって見えるかも[知/し]れないんだ。」
わしらの前をらんぼうによこ[/ぎ]った時、あの船は、まっすぐヘッドみさき[/む]かってた。
なんて名[前/まえ]だったっけ、あのふね?」 100
125 「もちろん、[行/い]けるわよ。」
あなた[/、]あのふねを見たがってたんだから。」
124 あのふね[行/い]かせてやるよ。
「ええ、けっこうです[とも/]。」
そして、あの鳥類研究家ちようるいけんきゆうか[、/]この疑問ぎもんをどちらかに
専用せんようふね[/も]ちたいと思っているが、それと[おな/おな]目的もくてき装備そうびされた
[いつ/すぐ]出航できますか?」
やがて、思い[切/き]ったように本と手帳てちよう
125 126 もうおそくなって[は/]いたが、
ほとんど動かず[/に]浮かんでいた。
[前墻支索ぜんしょうしさく/フォアステー]の上に白い停泊灯ていはくとう
ジョンは前部ぜんぶ[甲板かんぱん昇降口しょうこうぐち/ハッチ]から船内せんないにおりていった。 101
消灯しようとう五分前。」[と、/]船内せんないからスーザンの声が
「今[行/い]くよ。」と、ロジャがいった。
フリント船長せんちよう[エンジン/機関きかん][かけろ/うごかせ]っていうかもしれないから、
谷間たにま[じゅう/じゅう]いたてられたって話、
126 127 挿絵の右下:D.[C./カラム]

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