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第28章 しかし、たまごはどうなった?

 NIFTY-ServeのFSHIPでLMSさんが発表された『シロクマ号となぞの鳥』(1964.5.30第2刷)とアーサー・ランサム全集第12巻『シロクマ号となぞの鳥』(1999.6.7第19刷)を元に、次の比較一覧にまとめたものです。  英語版への参照にはPuffin BooksのGreat Northern?, impression of 1973を使いました。
 修正の表記については、真鵺道によりました。
2001. 4.10 高橋誠
変更 内容 英語表記
内容
448 450 ふいてかわかしてな[ぞ/ど]いられない 343
すぐうし[にペギイをしたがえて/からついてくるペギイといっしょに] with Peggy not far behind them,
まっすぐみずうみ[よこ/よこ]ぎっているのを
449 451 「なわを[/も]ってくるんだった。」 344
「ぼくたちだけでつかまえた[方/ほう]がずっといい
450 452 みずうみ下手しもて[/む]かって、アシどこ
「おーい!」と[/、]せいいっぱいの声で
マクギンティ少年が[/む]こうにいて、
「ぼくらがちかくまで[行/い]かないうちに、
ひくく[荒々あらあら/あらあら]しい犬の
451 453 [突然とつぜん/とつぜん]水夫すいふがオールをひきあげ、ジマリング[/も]っていたじゆうをつかんで、立ち[上/あが]るのが見えた。 345
じゆうをさっと犬に[/む]けた。
452 454 いきおいよく立ち[上/あが]り、
[下/もと]のボートが
鉄砲てつぽう空中くうちゆうにほ[お/う]りだされる
足を[ふな/ふな]ばたからさっと
[/いつ]しゆん、ふたりの 347
やがて、尾根おね[/む]かって、
[おーい、/]待て!」 hey!’
453 455 [た/立]てるなら[た/立]ってみろと[ばかり/いうよう]に、
454 456 ゲールでなにか[ひと/]こといった。 348
うご勇気ゆうきもなくなって、つっ[た/立]っていた。
長くて[荒々あらあら/あらあら]しいさけび声を
455 457 尾根おね[/む]こうがわの、
[すくなくとも/とにかく]、犬[は/が]うまく ‘At least the dogs have.
ねえ、ペグ、あ[ん/な]たも、
「ボートをすくいあげに[行/い]った[方/ほう]がいいな。
ようやくディックがあえぎながら[、/]のぼってきた。
みずうみ[/む]こうがわから 349
ジマリングがなにも[/も]っていないことに
[元/もと]でうなっている犬を用心ようじん[ぶか/ぶか]くみつめながら、
かれ[、/]まだ、
456 458 手になにかを[/も]ってたよ。」
マクギンティ少年の方を[/む]いた。
[おも/思]いだすたすけに
457 459 たまご収集家しゆしゆうかを見ている[ま/あいだ]に、
「たまごを[/も]ってにげる!」 350
ヒツジいが犬に[/む]かってゲール
まいごのヒツジに[/む]かうように
あえぎながら[、/]つっ立っていた。
ヒツジいが[、/]もう一度
左右に出たりして[、/]うなり、
「おれは[/も]ってない。」
458 460 [オオ/大]ウミガラスにアホウドリ!
[行/い]きましょう、ジョン。
と、岸辺きしべ[/む]かってかけおりながら 351
たまごさがしには人手[ひとで/]がたくさんあるから、
たまご収集家しゆしゆうかめん[/む]かった時、
459 461 [いち/]だんの人[びと/々]尾根おね[下/くだ]ってきた。
[/む]こうのわんきしに出た。
そこで[、/]用心ようじん[ぶか/ぶか]く長い一れつにひろがり、みずうみの方に[/む]かって尾根おね
ヒースの斜面しやめん[下/くだ]ってくる
たまご収集家しゆしゆうか[きゅう/きゅう]元気[げんき/]になって、
460 462 犬の[方/ほう]がこわいんだよ。」 352
すると[今度こんど/こんど]は、
たまごさがしに[行/い]った[方/ほう]がりこう
フリント船長せんちよう[/む]かってさけんだ。
今は[/も]ってません。
マクギンティに[はな/話]しかけた。
わたしが自由じゆう[しごと/仕事しごと]ができるようにしろとおいいつけ[下/くだ]さい。」
461 463 「あなたは、この土地[とち/]仕事しごと
「わたしは猟鳥りようちよう[う/]っていたのでは
「わたしの名[前/まえ]はたぶん
「さもないと、[大変たいへんな/たいへんな]ばつ 353
わたしのヒツジいの犬を[う/]とうとしたのも、
462 464 「わたしは猟鳥りようちよう[う/]っていたのでは
あそこへ[行/い]ったのです。
関心かんしんをよびおこす[/、]あるたまごをとりに[行/い]ったのです。
[みず/][ぎわ/ぎわ]からはじめて、
463 465 とりこの足[元/もと]でうなり声を 354
木のはこ[、/]ひもと[/、]とめ金をいじりまわしていた。

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