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第２６章　マクギンティが道理（どうり）に耳をかたむける

　NIFTY-ServeのFSHIPでＬＭＳさんが発表された『シロクマ号となぞの鳥』（1964.5.30第2刷）とアーサー・ランサム全集第１２巻『シロクマ号となぞの鳥』（1999.6.7第19刷）を元に、次の比較一覧にまとめたものです。 　英語版への参照にはPuffin BooksのGreat Northern?, impression of 1973を使いました。
　修正の表記については、真鵺道によりました。
2001. 4.11 高橋誠
頁 変更 内容 英語表記
旧 新 頁 内容
421 422 「よくきいてくれよ！」[と、/]もう必死（ひつし）に 322
「あ[ん/な]た、どうして
422 423 [よこ/横（よこ）]ぎってきたんだ。
ひとりが鉄砲（てつぽう）もってる[。/]……
「[まけたのね/わたしたちのまけね]。」 ‘We’ve done,’
「でも、いそがな[くちゃ/いと]、まけちゃうわ。
ここにいる[のは/ことに]まだ[知らないんだ/気づいていない]。」 323 They don’t know I’m here.’
まっすぐに[行/い]くんだ、家まで
423 424 「とめられる前にあそこまで[行/い]ってくれ。
玄関（げんかん）へ[行/い]くんだぞ。
英語（えいご）を[はな/話]せるやつに
「生（[せい/]）か死（し）[/か]の問題（もんだい）よ。」
無力（むりよく）な被害者（ひがいしや）に[向（む）/む]かってしのびよって
これから一生[/、]鳥を発見（はつけん）したことを
どこへ[行/い]けばいいかわかる。
「あそこには、[肩（かた）の上に頭（あたま）ののっかってる/すこしはものの 道理（どうり）をわきまえた]やつが ‘There must be somebody in the place with a head on his shoulders,
わしが[向（む）/む]こうを見張（みは）っている間（あいだ）[中（じゅう）/じゅう]わしを
引（ひ）ったてられて[行/い]くのを見て、
424 425 「ナンシイとぼくの[後（あと）/あと]をつけてきた
「今（[いま/]）[頃（ごろ）/ごろ]はもう 324
「り（[/ヽ]）ん（[/ヽ]）をならしてるかも
「ものすごく高いところにさげてある「り（[/ヽ]）ん（[/ヽ]）もあるのよ。」
「鐘（かね）のひびきが[/お]城（しろ）の壁（かべ）の
425 426 今まで[荒々（あらあら）/あらあら]しくて、
それが、きき[ず/づ]らい悲鳴（ひめい）のような
「はっきりとはわからないけど[。/、]」と、
どんなやつがいるのかが[、/]わからないことさ。」 325
ディックの方に顔（かお）を[向（む）/む]けたが、
もどってくる[頃（ころ）/ころ]だがなあ。」
426 427 牢屋（ろうや）の外（[そと/]）で足音が
テラスの[向（む）/む]こうの[部屋（へや）/へや]に
としよりとあの少年（[しょうねん/]）が、
427 428 くるりと[向（む）/む]きをかえたんで、
「たちまち、[つれ去（さ）/ここへつれてこ]られちゃったから。 326 ‘They lugged me away too quick.
「[だいじょうぶ/大丈夫（だいじょうぶ）]だよ。」
やつら、もう今（[いま/]）[頃（ごろ）/ごろ]は、
ああ、[この/あの]発見（はつけん）を[、/]たまご収集家（しゆうしゆうか）に Oh, if only he had never told the egg-collector of his find.
428 429 あらしの中の船（ふね）に[向（む）/む]かってどなるのよ。
アホイ！　[アホイ！/アホイ！]」 Ahoy! ahoy!
「[アホイ！/アホイ！][アホイ！/アホイ！][アホイ！/アホイ！]」 ‘ahoy! ahoy! ahoy!’
ペギイ、あ[ん/な]たも。[アホイ！/アホイ！][アホイ！/アホイ！][ジムおじさーん！/ジムおじさーん！]」 You too, Peggy. ahoy!ahoy! Uncle jim!
ビスケー湾（わん）の[向（む）/む]こう側（がわ）まで
ただ悲鳴（ひめい）をあげる[方/ほう]がもっと騒音（そうおん）が 327
外（[そと/]）でどなっている声など、
429 430 「[彼（かれ）/かれ]らもいっしょに
[アホイ/アホイ]……[オイ/オイ]……[オイ/オイ]……[オイ！/オイ！]」 ahoy ... oy ... oy ... oy!
腹（はら）をきめた吹（ふ）き[て/手]のならす
現在（げんざい）[＜/「]島（しま）への道[＞/」]の名で
牢屋（ろうや）のとびらのすぐ外（[そと/]）で
ゲール人（じん）たちが円（[えん/]）をつくって[た/立]っていた。
[あ/会（あ）]いたいとのぞんでいた 328
シカ皮（がわ）の[下（さ）/さ]げ袋（ぶくろ）をつけて、[完全（かんぜん）/かんぜん]な高地人（こうちじん）の
430 431 ドロシアの＜若（わか）い[族長（ぞくちょう）/氏族（しぞく）の頭（かしら）]＞である、ヤン・マクギンティが[た/立]っていた。
いちばんに外（[そと/]）に出たが、風笛（ふうてき）吹（ふ）きを見て、二、三人の後（[/うし]）[/ろ]になり、
「[雄/牡]（お）牛（うし）のように
おそろしい[かお/顔（かお）]でロジャを
431 432 [今度（こんど）/こんど]だけ、最初（さいしよ）に口をきった。
いたずらっぽい表情（ひようじよう）があった[、/]といったが、
ドロシアは日記（につき）に[か/書]いた。
432 433 はやく、はやく[行/い]こうよ！」 330
[向（む）/む]こう[見/み]ずに、ふいに動（うご）きだした
あなた方（がた）は、この土地（[とち/]）には、
「お待（ま）ち[下/くだ]さい。」
しかし、あなたは[大人（おとな）/おとな]だ。
433 434 「お待（ま）ち[下/くだ]さい。」
きびしい目でナンシイを見（[み/]）[下（おろ）/おろ]した。
ディックからあなたにお話した[方/ほう]がいいわ。 331
434 435 「巣（す）をつくってるんです[よ/]、
[今度（こんど）/こんど]はじめて
あなたが説明（せつめい）した[方/ほう]がいいわ。
あの男の船（ふね）へ[行/い]った時には、
今、巣（す）に[向（む）/む]かっています。
彼（かれ）は鳥を[う/撃（う）]ってはく製（せい）に
435 436 ディックが島（しま）へ[行/い]くところを、 332
ジムおじも持（も[ち/]）[/ち]場（ば）を
ジムおじは[帆柱（ほばしら）/マスト]のてっぺんから、
つかまらずにいて、[彼（かれ）/かれ]らをみつけて…
まっすぐ湖（みずうみ）に[行/い]こうとしていたんです。
437 あなたのところへ[行/い]きつけなかったので、
436 それはうまく[行/い]って、
さけ目の[向（む）/む]こう側（がわ）の
437 438 となりの谷のずっと[向（む）/む]こうの方で、 333
くるりと[向（む）/む]きをかえて、さっさと尾根（おね）のさけ目に[向（む）/む]かって歩いていた。
どうするかを見ようとして[、/]待（ま）っていたゲール人（じん）たちも、ゲール語（ご）で[はな/話]しあいながら、
[彼（かれ）/かれ]らにもわかったようだった。
一日[中/じゅう]おとり隊（たい）を
さけ目に[向（む）/む]かって、すでに前方（[/ぜんぽう]）を
438 439 部下（ぶか）の大部分（だいぶぶん）は、湖（みずうみ）に[向（む）/む]かわず、 334
マクギンティと[言葉（ことば）/ことば]をかわすと、
反対（はんたい）の方に[行/い]った。
いっしょにいらして[下/くだ]さい。
あそこへ[行/い]っていましょう。
ぜったいに[持（も）/も]っていかせるもんですか。
また別（べつ）な計画（けいかく）を[た/立]てていた。
「[大人（おとな）/おとな]たちは、
[向（む）/む]こうにまわってくれ。
440 反対側（はんたいがわ）から[行/い]く。
439 にやっとわらいながら[、/]いった。
「すぐ[行/い]ってよ。」 335
あそこを通（とお）れば、[み/見]られずに[行/い]けるから。
[小川を||とび石づたいに]わたって、湖（みずうみ）の岸（きし）を[ある/歩]いてくれ。」
姿（すがた）を消（け）したが、[時々/ときどき]、ちらっちらっと
斜面（しやめん）をぐんぐん[下/くだ]っていった。
まるで[とり/鳥]ごろしの
441 「[行/い]か[し/せ]た[方/ほう]がいいわよ。」
しばらくだれにも[あ/会（あ）]いたくないでしょうよ。」
[新版にのみ、章末にカモメらしい鳥のイラスト。旧版の第12章末にあるのと同じ。] Puffinはオオオオハムのイラスト。

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