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第25章 ロジャのたいくつな一日

 NIFTY-ServeのFSHIPでLMSさんが発表された『シロクマ号となぞの鳥』(1964.5.30第2刷)とアーサー・ランサム全集第12巻『シロクマ号となぞの鳥』(1999.6.7第19刷)を元に、次の比較一覧にまとめたものです。  英語版への参照にはPuffin BooksのGreat Northern?, impression of 1973を使いました。
 修正の表記については、真鵺道によりました。
2001. 4.11 高橋誠
変更 内容 英語表記
内容
407 408 このたくらみをだめにしてやろうと[/、]すぐに心を 310
ヒースがうごかされたかどうかを[、/]てきが見にくることも[/、]確信かくしん
あとからのろのろついて[行/い]き、
古い泥炭でいたん[/き]りとりあな
山に[/む]かってすすんでいくあいだ
ロジャがあたまをだして[そと/]を見ても[だいじょうぶ/大丈夫だいじょうぶ]と思った
408 409 とにかく、[かれ/かれ]らにわかってくれ
はられていたのは[かれ/かれ]らではない…
ロジャに[/む]かって、ヒースをうごかして、そっくり[もと/もと]どおりになおし、 311
そのひもがやく[た/立]つのだ。
ロジャはたば[いと/]をほどき、
[そと/]に出ている部分ぶぶん
慎重しんちように入口から[/も]ちあげてみると、
409 410 [そと/]から見ただけでは、
ヒースを注意ちゆうい[ぶか/ぶか]くおしのけて、 312
やってくるのをちかまえている[方/ほう]がずっといい。
ロジャはビスケットのかんを思い[出/だ]した。
注意ちゆうい[ぶか/ぶか]尾根おね斜面しやめん
[かれ/かれ]らはとうのむかしにロッキーのかた[/む]こうに
410 411 わん[み/][おろ/おろ]すと、
シロクマごう[横材よこざい/クロストリーズ]にすわって、
ちょっとはなれた出州です[/む]こうに、
ラクダのこぶの[/む]こうの谷間たにま
一日[中/じゅう]ここで
[かれ/かれ]らが尾行者びこうしやをひきまわす[て/手]つだいを 313
しかし、[かれ/かれ]らからはなれてしまった
411 412 [時々/ときどき]、ロジャは、
用心ようじん[ぶか/ぶか][そと/]をながめた。
[帆柱ほばしら/マスト]のてっぺんのフリント船長せんちようは、
みんな谷を出てしまい[/、]あの青い山々に
まだ、シロクマごう[墻頭横材しょうとうよこざい/クロストリーズ]にいる。
サンドイッチを[/た]べるのを、
ふいに、[/た]べないうちに
もう一注意ちゆうい[ぶか/ぶか]くあたりを 314
412 413 ほんとうにてき[/む]かいあったら、
さっき[そと/]を見てから、
ロジャは一日[中/じゅう]むだに
413 414 そして、思いと[/ど]まった。 315
414 415 あの少年が[いっしょう/一生いっしょう]けんめい走って、
あのヒースの[工夫くふう/くふう]がうまくいった
[かれ/かれ]らはまた姿すがたをあらわした。 316
[荒々あらあら/あらあら]しいかおつきの[大人おとな/おとな]若者わかものたちが
ほとんどぜんぶが[ある/歩]いている。
415 416 ゲールじんたちを[とお/とお]くの山の方に
尾根おね[/む]こうがわにある
しかし、[今度こんど/こんど]はどうしたんだ? 道がちょっと[くだ/くだ]りになって、
道がさけ目に[/む]かってまがる
ロジャはシロクマごう[帆柱ほばしら/マスト]を見[下/おろ]した。ところが、[今度こんど/こんど]だけは、シロクマごう[墻頭横材しょうとうよこざい/クロストリーズ]
416 417 シロクマごう[/む]かってどなり、 317
ひどくいきを切らしてあえぎながら[、/]走っていく
フリント船長せんちようをつれに[行/い]必要ひつよう
ロジャは注意ちゆうい[ぶか/ぶか]く、
417 418 尾根おね[/む]こうから、
子どもたちのところへ[行/い]った。 318
人気ひとけのない谷間たにまを見[下/おろ]した。
たとえばナンシイに[/む]かって、
みずうみ[/む]こうがわ
黄色きいろっぽい[/ものだ]
水夫すいふ鉄砲てつぽう[/も]っている。
みずうみ上手かみて[/む]かっている。
[険/検]たんけん成功せいこう
二つのみずうみをつなぐながれを[よこ/よこ]ぎって、
418 419 [一瞬いつしゆん一瞬いつしゆん重大じゆうだいな/一刻いつこくをあらそう]時、 320 when every moment counted?
[かれ/かれ]らはだれひとり見えず、
ロジャはそれをもの[/き][き/]だと思った。
[こ/くぐ]もった音がきこえてきた。
がんこおやじがもの[/き][き/]のとびらのところまで[行/い]って
そして、[時々/ときどき]もの[/き][き/]をふりかえりながら
419 420 たちならぶ家々の方へ[ある/歩]いていく。
もの[/き][き/]かどのちょっと[/む]こうで
じぶんのあいだもの[/き][き/]がさえぎる
フリント船長せんちよう[/、]子どもたちとおなじように
もの[/き][き/]牢屋ろうやであることも
みんなもいつまで[/も]おとなしく
一瞬いつしゆん[たりとも/だって]むだにはできない。
もの[/き][き/]うしろの
420 421 犬を思い[出し/だし]た。 321
おそろしい手段しゆだん[/も]っている。
ロジャは、今、もの[/き][き/]のすぐそばに
とりこがもの[/き][き/]にいる

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