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第17章 海にもてきりくにもてき

 NIFTY-ServeのFSHIPでLMSさんが発表された『シロクマ号となぞの鳥』(1964.5.30第2刷)とアーサー・ランサム全集第12巻『シロクマ号となぞの鳥』(1999.6.7第19刷)を元に、次の比較一覧にまとめたものです。  英語版への参照にはPuffin BooksのGreat Northern?, impression of 1973を使いました。
 修正の表記については、真鵺道によりました。
2001. 3.22 高橋誠
変更 内容 英語表記
内容
273 274 ペギイがこっちに[/む]けて、[墻頭横材しょうとうよこざい/クロストリーズ]にすわって 210
わんを二[ぶん/]しているいわ[だらけ/ばかり]出州ですの、ひくい部分ぶぶんごしに、[/む]こうが見えるだろう。甲板かんぱんにもだれか[/が]いる。
ひき上げてあるのに[き/気]がついた。
ロジャは、ふね[/む]かって声を
[帆柱ほばしら/マスト]のペギイが、ときどき甲板かんぱんを見[下/おろ]すと、甲板かんぱんの子どもたちも、[なにか知/ロジャにはなんだかわか]らないが、 Peggy, up the mast, looked down from time to time and the others looked up at her from whatever it was they were doing,
274 275 ディックがボートまでもどってきて、[いっしょう/一生いっしょう]けんめい、なにかを
つづいて、わん[/む]こうぎし 211
ディックが[/船尾せんび]にこしかけ、フリント船長せんちようが、シロクマごう[/む]かってこいでいた。
元気[げんき/]をだせよ。
ボートの半分[はんぶん/]は、
275 276 時間[じかん/]がおそすぎるよ。
だから、[今度こんど/こんど]は、わしらがあしたたまごをとりに[行/い]くと思ってるさ。
わたし、うまく[行/い]くと確信かくしんしてるわ。 212
ロジャは[ひと/]こともいわずに
「あ[ん/な]た、あのふねがくるのを
276 277 「いったい[、/]そりゃ、なんのことだい?」
ドロシアに手わたしながら[、/]たずねた。
「ぼくは、なんといわれたって[、/]かまわないけど[。/、]
277 278 「わしが[行/い]ってくる。」
「これ[使つか/つか]うのは安全あんぜんじゃないよ。」 213
なににつかうのか[、/]ふしぎに思ったが、たずねもせずに[、/]はしごの
[ん/な]たがそこに立ってたんじゃ、
[今度こんど/こんど]は、なにをしたの、[あ/わ]たしが?」
278 279 生まれてからいっぺんも[行/い]ったことないわよ。」
「あなたたちが[険/検]たんけんにでかけた日は、わたし、[いっしょう/一生いっしょう]けんめいシロクマごう
おまえのそばへなんか全然ぜんぜん[行/い]かなかったぞ。
きみらが[あと/あと]をつけられたってやつを
さかんにぼくらに[/む]かって、わめいていたよ。」
するとロジャが、目をまるくして[、/]いった。
だれが書いたにしても、ゲールじんじゃない[/よ]。」
[ぁ/あ]てと、その話をすっかり
279 280 あのふねわん外側そとがわ調しらべてる[時/とき]見たのよ。」 214
望遠鏡ぼうえんきようは、ぼくのおいたとこ[/ろ]になかった。
そいつが、ひっぱりだして[、/]ひろげて[、/][じ/]を書いて、
280 281 くしゃくしゃにした紙をリュックサックからひっぱりだ[すと/して]
紙に[か/書]いてある五[じ/]を読むと、
「あ[ん/な]た、だれの声も
「わたしたちの[あと/あと]をつけた連中れんちゆう
わか氏族しぞく[かしら/かしら]よ。」 215
ペギイが[墻頭横材しょうとうよこざい/クロストリーズ]から大声でいった。
281 282 とにかく、しあげといた[方/ほう]がいいわ。」
「つかえないって?」[と、/]ナンシイがなわばしごをのぼりながら[、/]いった。
ドロシアとティティは、もう[いっしょう/一生いっしょう]けんめいに、
ロジャはかくれがのでき[工合ぐあい/ぐあい]
「しかし[今度こんど/こんど]はさっきよりずっと
このあみをあそこへ[/も]っていかなくちゃ
282 283 ロジャのきげんが[よくな/なお]ったことを知った。 216
必要ひつようくらさの半分[はんぶん/]
しままであみ[/も]ってかなくちゃ
かわるがわる[墻頭横材しょうとうよこざい/クロストリーズ]までのぼっていって、[みさき/出州です]いわ[/む]こうがわ One after another, after Nancy came down, champing for her supper, they climbed to the crosstrees, and looked across at the big motor boat lying beyond the rocks.
283 284 てきは一[くみ/]じゃなく、二[くみ/]いる。
きょうジョンとわたしに[/む]かってわめいたような
ぼくがしま[行/い]くところを見て
[思いなやむ/心配しんぱいでいっぱいの]あたまに、あたらしい考えがうかん[だの/]で、 a new thought came into his worried head.
[オオ/大]ウミガラスばんざい!」 217
[くみ/]てきを、もう一[くみ/]てきにたいして
284 285 もう一度、[険/検]たんけんか物語ものがたりをして、[かれ/かれ]らが[看/監]かんしされていると感じながら、[看/監]かんししている人間にんげん
[険/検]たんけんかたちを安全あんぜんふねまで
[今度こんど/こんど]は、ジョンとナンシイが
みんなAB[ー/イ]ビー船員せんいんの話を
「もう一土人どじん[あと/あと]をつけさせる
わか[かしら/かしら]がひとりいるわ。」
[やばん/野蛮やばん]なゲールじんよ。」 218
夕食後ゆうしよくご、ジョンが[墻頭横材しょうとうよこざい/クロストリーズ]にのぼり、
285 286 ゲールじんはどうかなあ?」[と、/]わりあて分の
甲板かんぱんに出てきて[、/]いった。
「そんなにおそくまで、[そと/]に出てやしないよ。」
[みず/][ぎわ/ぎわ]までおりれば、
連中れんちゆうがおきる前に、しま[行/い]ってなきゃ
つかったほそ[/い][づ/つ]おもさと
よくねたのはフリント船長せんちようだけよ……[/あら、]ロジャも[そう/]ね。」
と、ロジャがおこって[、/]いった。
「まだ[行/い]けないよ。」と、ディックがいった。「ものが見えるくらいあかる[いあいだは/ければいいんだから]、できるだけおそく[行/い]った[方/ほう]がいいんだよ。」 I ought to go as late as possible, so long as it's just light enough to see.
286 「とにかく、今は[行/い]けないわよ。」
287 ぜったいにわか氏族しぞく[かしら/かしら]よ。」 219
そして、いきおいよく[た/立]ちあがると、
ボートのもやいづなをときに[行/い]こうとした。
しかし、[たか/高][、/]がんこおやじと、
少年は、[その時、/今は]シロクマ号に[は/]興味きようみ[/も]っていない But the tall old dogmudgeon and the boy in his Highland dress were not at the moment interested in the Sea Bear.
斜面しやめん[下/くだ]ってはいたが、
また[見/み]つけた時、
みずうみ[行/い]くんだ。」
287 「あそこへ[行/い]くんなら、
ラクダのこぶの[/む]こうがわへ、
288 [帆柱ほばしら/マスト]のてっぺんには、
「たまご収集家しゆうしゆうかに話しに[行/い]くんだよ。」
今、尾根おねのてっぺんに[た/立]っていて、 220
モーターヨットの方を見[下/おろ]している。
一、二分そこに[た/立]っていたかと思うと、
288 289 うごくものを[見/み]つけた。
[/お]しろかえるんだわ。」
わしらのふねには興味きようみ[/も]っていないよ。」
「ぼくを上陸じようりくさせてくれれば[、/]よかったのになあ。」
289 「今がチャンスよ。[行/い]きなさいよ。
290 [/む]こうはボートをおろさなくちゃ、
ジョンがディックといっしょに[行/い]くんなら、わたしもいっしょに[行/い]って、
[だいじょうぶ/大丈夫だいじょうぶ]よ、ディック。」 221
「もう[行/い]かないとくらくなりすぎるよ。」と、ディックが心を[/き]めていった。
ジョンは、[ひと/]こともいわずに、
「きみは[/船尾せんび]にすわると

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